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教務としての4月[blog.ver]

 【Facebookで書いた内容に加筆しています】

 

 

4月1日に学校に復帰し、初教務としてスタート。おそらく4月の教務の業務で一番大きい「年間指導計画」を提出して、4月の勤務を終えました。
 

 

 

「年間指導計画」は学級担任も作成に携わるので、その存在を多少は知ってはいたものの、実際に作成してみてその大変さを知りました。本来であれば、前年度に7割近くを作成して、新年度見直したり、書き足したりするものなのですが、諸々の事情があって2割からのスタートでした。
 
実際のところ、日中は様々な業務が舞い込むため、年間指導計画の作成をする余裕などほとんどなく、早朝や休日が主でした。
 
初めて作成をしたというのもありますが、一番困ったのが「授業時数」です。
年間の行事計画をもとに5時間を何回、6時間を何回と月毎に決めていくわけですが、各学校でどんな行事や昨今のコロナ情勢によって何時間配置するのか微妙に違います。そして行事や5時間授業をつくりすぎると必ず満たさなければならない「標準時数」を5、6年生は下回ってしまいます。
その上で、何月に何時間各教科の授業を行えば、標準時数を満たすのか、配分を考えないといけません。はっきりいって、この作業はかなりの時間を要するので、前年度に何ヶ月かかけて行うものですが、私はこの4月でこれをやりました。
 
「なんでこんなことをやらなきゃいけないんだ」
「こんな無茶なことををやっているのを誰も知らないなんて悔しい」
 
と思うこともありましたが、ピンチはチャンス。
いろんな人に相談して、助けてもらったり、教えてもらったりして、次年度の年間計画を作成する時に学ぶことを前借りして学ぶことができました。
 

 

 

3週間かけて土台になる授業時数が完成し、学年主任の先生たちに書類を配布をしたのですが、大きな反応はなし。本来なら4月1日に出すものなので、当然の反応なのですが、やっぱりショック。「担任は見えない膨大な仕事量を抱えているのが教務」と痛感しました。それと同時に、今まで関わってきた教務の先生がこんな仕事をしていたのか・・・と今になって知りました。
 

 

 

とはいえ、4月の終わり頃には年間指導計画の目処が立ってきたからか、仕事に慣れてきたからか、妻から「なんだかイキイキしているね」と言われるようになりました。おそらく、飛び込みで入ったクラスで「担任業」をして、今までの経験を活かすことができたことや、子どもたちとのつながりが増えたからではないかと思います。そして、自画自賛ですが、私「飛び込み担任能力」は結構高いと思います。
 
小学校1年生だったら、こんな指示を出せばいい。
小学校3年生だったら、こんな話をしたら勉強に集中する。
小学校4年生だったら、こんな話をしたら説得力が増す。
 
授業ができるかどうかも大事ですが、子どもたちへの言葉かけ次第で、子どもたちの動きが変わるのは教師の職能だと思います。「俺、まあまあできるじゃん」と自分を褒めて、自己肯定感を高めていました(笑)
 
時々疲れて早く帰宅したり、イライラして気分転換したり・・・「無理しすぎないように」なんて言葉に対して「無理しないと仕事終わらねえよ」感じでしたが、自分の心身のバランスを整えることもこの数年で学んだスキル。こんなことをしながら、なんとか4月を乗り越えました。
 

 

 

明日から連休。少し落ち着いたらこの4月にうまくいかなかった仕事や効率の悪かったことをすべて書き出して記録をしておきたいと思います。来年の4月に同じ仕事をしているかはわかりませんが、準備をしておきたいです。というより、悔しい。こんなに焦って、震えて、謝り続けてながら仕事したのは、本望ではありません。
 
必要な仕事はシンプルにして、もっとクリエイティブな仕事がしたい。校務のデジタル化や学習評価の充実、ICT活用推進をしていきたい。一部の同僚と授業づくりや研修をしていきたいし、上に書いたように子どもたちと「学び」の関わりがしたい。
 

 

とにもかくにも、4月の自分に対して一言。

お疲れ様。本当によくやった。