覚悟がいる『学び合い』
私が『学び合い』を他人に勧めることをためらう理由の一つに
「覚悟がいる」
があります。
『学び合い』の授業の形だけは「テクニック的な『学び合い』」をすれば再現することは可能です。でもそこに「心」がなければ、それはどんどん廃れていきます。「『学び合い』が考え方」と言われる所以はそこだと思います。
「覚悟」といっても「すべてを犠牲にしてまでやる」みたいな根性論ではありません。
・『学び合い』を続けていくこと
・『学び合い』によって起こりうることに対して見守れること
・子どもたち全員を成長を願い続けること
・同僚や保護者に説明できること
・最後は自分で考えて、行動できること
教育実践を行う上で当たり前といえば当たり前なのですが、簡単にできることではありません。自身の教育観と葛藤することになります。途中で辞めたくなることもあるでしょう。
だからこそ「メンター」の存在が必要です。
私も過去、『学び合い』の会の先輩をはじめ、様々な方と出会い、対話を続けることで少しずつ自身の教育観をアップデートすることができたと思います。
このブログでも何度も書いてきましたが、改めて『学び合い』を実践していく方を増やしていく必要があると思います。ただ、形だけの『学び合い』を実践してもらうのではなく、
考え方としての『学び合い』を実践できる人を増やしていきたい。そのために、僕自身が「メンター」になれるよう、努力する必要があると思います。