2学期から担任になって一ヶ月。
担任としての生活にだいぶ慣れてきたところです。
もちろん、教務との兼務は大変ですが、教室では子どもたちと楽しく過ごしています。
さて、2学期からというより、私自身の取り組みとして家庭学習を「宿題」から「自主学習」に変えました。
※「宿題」は教員が家庭学習として子どもたちに出す課題
「自主学習」は子どもたち自身が自分で決めて取り組む家庭学習
さて、どうなったと思いますか?
まず漢字のドリルが全員終わりました。
だいたいこれ、2学期全部かけて終わらせるものですが、早い子は数日。
遅い子でも一ヶ月くらいで終わりました。もちろん「すすめようね」というプレッシャーは
かけ続けていますが「今日はここをやりなさい」と言ったのは最後の数名のみ。あとは
「自分で進めていきましょう。9月中を目処に終わらせよう」ということを言って、
毎日進捗状況を確認しただけです。
帰りの会までに、ここに計画を書いてもらって全員点検と声かけ。
朝の会までに実際に何を取り組んだか書いてもらって点検と声かけ。
これをずっと続けました。
一人ひとり点検する際に、一人ひとり細かく声かけをするのではなく
「これするのね」「おおーやってきたね」「今日はだいぶ進んだね」など
ほんの短い言葉をかけます。これだったらだいたい5分前後で全員の点検が終わるので
負担はそんなにありません。
ちなみに上の写真は「家庭学習カード」と呼んでいるのですが、学校でいまだに残っている体温計測や、音読、保護者のチェック欄も入れています。家庭学習で必要なやりとりはすべてここに集約しています。これを忘れたらどうしようもありませんが、忘れ物はずいぶん減ったと思います。
さて、かわってきたことととして「子どもたちの自主学習が多様になってきた」があります。
漢字の練習をしてくる子が主ですが、取り組み方がそれぞれ違います。ひたすらノートに漢字を書いてくる子、漢字のテストをする子、熟語をひたすら書いてくる子・・・いろいろです。そこでそれらを「漢字鉄人」と呼んでいろんな取り組み方を子どもたちに紹介しました。
最初はけテぶれを教えたのですが、ハマったのは数名程度。
あとは自分なりの方法で取り組んでます。
けテぶれはあくまでも「手法」子どもたちに提案するけれど強制はさせません。
自分にあってそうだったら続ければいい。そう思っています。
こうなってくると、子どもたちの自主学習は教科をこえ、内容は多様化してくるでしょう。
そうするとだんだん「人に見せたい」と思うようになってくると思います。
毎日、私が点検する時に、声をかけていますが、やっぱりクラスの仲間に認められた方が嬉しいはず。
来週以降は「自学交流会」を入れようかなと思います。
こうなってくると加速度的に子どもたちの学びは自分たちのものになっていくのではないかと
思います。
最後に
一律、一斉の押し付けの宿題はとっとと辞めよう。