昨日は授業参観でした。
小学校の教員であれば、1年に数回経験するであろうイベントです。
子どもたちの様子を保護者に見てもらうのが主な目的ですが、
教員側にとっては、どんな授業をするのか、
それまでにどんな準備をするのか考えなければいけないイベントでもあります。
みなさんは、小学校の先生がどんな準備をしているか知っていますか。
または小学校の先生の読者の方々、どんな準備をしていますか。
実際に書き出してみると、いろいろあると思います。
そこで今回のブログでは普段私が、どのように授業参観を考えるか、
「授業準備」にしぼってまとめてみました。
まずは、どんな授業をするのか決めていくときに、二つのことを考えます。
・教科は何をするのか
・どんな形式でするのか
その上で、教育計画や教科書を見て「授業参観しやすい単元」を考えます。
考えながらどんな授業の形式で行うかも同時に考えます。
・保護者参加型
・研究授業型
・全員発表型
・交流型
私なら、このような「型」で授業を考えます。
保護者参加型はよく家庭科の授業で行います。裁ほうなど、保護者と一緒に行った方が、子どもはしっかり教えてもらえますし、保護者も飽きずに参加することができます。ただ、来ない保護者もいるので、その点配慮が必要です。
研究授業型はよく道徳の授業で行います。子どもたちにじっくり考えてもらうことができ、
保護者も一緒に考えてもらうことができます。黒板の掲示物を作ったり、学習プリントを作ったりと教材の準備に時間がかかるし、時間配分など授業の進め方をよく考えておかないといけません。
発表型は、国語や総合の授業で行います。一人ひとりテーマや課題を決めて考えた発表原稿を元に、発表してもらいそれを聞く授業です。全員が発表するので、どの子も平等に見る機会があります。ひたすら発表を聞くだけになり、単調になりがちです。子どもがどのタイミングで発表するのか、事前にお知らせしておくと、きょうだい関係で重なることが少ないと思います。授業参観の日までに計画的に発表資料や練習を行っておく必要があります。
交流型は、国語や算数などいろいろな教科で行えます。子ども同士が話し合いをしたり、グループで活動したりします。座席を動かして、小グループをつくり、その後ろで保護者にみてもらうこともできます。この授業も発表型と同じで、事前に何を話すのか準備しておく必要があります。
私ならだいたいこれくらいの「型」を考えます。
もちろん、たいした準備せずに「講義型」の授業を見せるのも一つの考え方だと思いますが、
ひたすら先生がしゃべって、子どもがノートを取る授業を見せたところで、
保護者はつまらない時間を過ごすだけでしょう。
できれば、子どもたち1人1人の様子や、クラスの雰囲気が分かる授業にした方が
保護者は来る意味があると思いますし、それを見て保護者は担任のことや学校のことを
評価すると思います。
いかがだったでしょうか。
意外と授業参観の準備については知る機会が少ないと思い、ブログにまとめてみました。
今回は「授業準備」だけについて書きましたが、他にも教室掲示や配布物、懇談会の準備など
いろいろあります。
読者の方々、小学校の先生は授業参観に向けていろいろ準備している方が多いんですよ。
小学校の先生方、みなさんはどのように授業準備をしていますか。