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教員の働き方改革

教員の「働き方改革」のことをよく聞くようになりました。

いろんな案を聞きますが、だいたい「改善」レベルで、

「改革」とまでするのは、無理だなと思っています。

理由は3つです。

 

・教員の「大事だから」「子どものために」でやめられない

・校長の考え方が変わらない

・行政が仕組みを変えない

 

その中でも問題なのは2番目ですね。

校長次第でなんとでもなるのに、変わらない。

「早く帰れ」なんて誰でもいえます。

教員の「大事だから」「子どものために」まで切り込めるのは校長です。

また、行政に対しても意見を述べることができるのは校長です。

 

 

結局、校長なんですよ

 

 

どんなに教員レベルで「改善」を積み重ねようとも、学校全体に関わる「改革」をすることができません。もし「君の改革案にはすべてOK出すから作成してくれ」と言われたら即作って、実行します。でも、そうできないのが結局すべての決定権は校長にあるということです。

 

 

では、私の考える改革案、挙げるとしたら以下の通りです。

 

・教員の勤務時間前の子どもの登校は禁止。または早番の教職員が対応。

・定時前の電話連絡は早番の教職員が対応する。

・宿題の廃止

・学級通信の廃止または電子化と授業参観の自由化

・テストの廃止

・教科研究の縮小または廃止

・チラシや教育関連のお知らせはすべて電子化、対応は事務

・クラブ活動の保護者見守り

 

などなど。

ほとんど校長が「やりましょう」と言わないとできないことですね。

ここまでやって、まだ「負担だ」と教員が言うのであれば、それはその教員自体の

業務改善が必要でしょう。

 

なんどもいいます。

働き方改革は校長次第です。

校長が本気になれば、学校は変わります。

変わらないのは、校長が本気ではないからです。

 

朝のパトロールして、校長室でのんびりして、教室をまわって、定時退勤じゃあ

変わるわけないよ。