教室における男女の仲
高学年の学級が安定しているという私なりの基準の一つに「男女が争わない」が
挙げられます。
保護者にクラスの状態を説明するときは「仲が良い」という表現を使いますが、
「仲が良い」というより「自然」といった方が近いです。
高学年の年頃は、男女共にお互いのことが気になり始める頃です。
でも素直にそれを表現できず、気恥ずかしさから
対立したり、一緒に過ごすことを冷やかしたりすることがあります。
そんな年頃だからこそ、関わりを「圧倒的に」「意図的に」増やすことで、
「一緒に過ごす」ことへ気恥ずかしさを少なくしていくことが肝心だと思います。
男女で関わることが「自然」な状態になっていけば、対立や冷やかしが少なくなり、
次第に男女が争うをこともなくなっていきます。
女子に甘える男子、世話を焼く女子・・・
なんだか不思議な光景ですが、うまくバランスが取れているのかもしれません。
教室が暖かい雰囲気になってきました。今年もあと少しです。