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人事に踏み込まない

学校における人事権は校長にあります。

極端なことを言えば、校長が「◯年生担任をしてください」と言えば

職員はそれに従わないといけません。職務命令です。

 

とはいえ、人間は機械ではありませんから、職務命令に素直に従うはずありません。

納得してもらえなければ、反発に合うでしょう。

 

ただ、なんでもかんでも好き勝手、ワガママを通していいものでもないでしょう。

「やりたくない」「できません」をみんなが言えば、学校という組織は崩壊します。

 

また、適切な人事を行わなければ、組織は不安定になるし、職員の人生にも影響します。

 

つまり、人事というのはとても責任が重く、神経を使うものだということです。

それだけの責任が校長にあるということでしょう。

 

私は教務になってはじめて、校長の下で人事のことに触れました。

その中で、上に挙げたような責任や難しさを知りました。

軽々しく意見を出せることでもないし、周りに言いふらすこともできません。

 

私もそれまで知らなかったので仕方のないことですが、人事に好き勝手に物申したり、首を突っ込んでくる方がいます。興味・関心があるのは分かりますが、身の程知らずと思ってしまいます。

 

公立学校の教員は、地方公務員であることを忘れてはいけません。

第六節 服務
(服務の根本基準)
第三十条 すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。
(服務の宣誓)
第三十一条 職員は、条例の定めるところにより、服務の宣誓をしなければならない。
(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
第三十二条 職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。