先日、区の教務研で発表をしました。
テーマは「ICTを活用した業務効率化」
いろんな取り組みをやってきましたが、今一番頑張っているのが
「デジタル連絡帳の普及」です。
これまで、週末に欠席した子どもがいた場合、お便りを近所の子に届けてもらったり、担任が放課後にポストインしたりしていました。
前者は子どもに責任を押し付けているともいえるし、後者は余計な業務です。
他にも時間割の変更や、持ち物の確認、学級のお知らせを口頭で子どもに伝えても保護者に十分に伝わるはずなく、紙や連絡帳に書かせることは手間がかかるわりに伝わりません。
そこで私は教務として担任から直接保護者に対して、連絡事項や写真データを担任から送信できる機能を使えるようにしました。一見、上に挙げたような課題を解消できそうに感じますが、この機能を活用するには、教員側と保護者側に理解が必要です。LINEがなぜ様々な情報ツールとして普及しているかといえば「みんなが使っている」からです。LINEほどとまでは言いませんが、日常的に送受信するものでなければ、使われません。
「ICTを活用した業務効率化」は最近よく聞く言葉になりますが、実現するには地道な普及活動が必要です。そして使い慣れた時には「便利」と思われません。僕がやっていることは本当に地味なことですが、誰かがやるから実現することだと思っています。