親として
今日、我が子が熱を出したので、お休みをもらいました。
朝ごはん食べて、小児科行って、薬飲ませて、寝かしつけして…
高熱のため気分が悪いのか、くっついて離れようとしませんでした。一緒に寝て過ごし、あっという間の一日でした。
ふと、教師1年目の頃のことを思い出しました。
担任するクラスの子が熱を出した時、保護者に電話しました。
「お子さんが熱を出しています。どうしましょうか」
このようなことを言ったと思います。仕事中だったのか、「○時に迎えにきます。」と言われました。3時間後のことでした。
その後、そばにいた教頭先生がアドバイスをしてくださいました。
「子どもはすぐにでも親に来てほしいと思っている。だからそれを伝えないといけない。すぐに駆け付けることで、親の愛情が伝わるんだよ」
と言われました。
それから、このようなことがあった時は、
「お子さんが熱を出しています。すぐに迎えにきてください」
というようにしました。もちろん、都合がつかずすぐにこれない方や、家族の別の人間が来ることもありましたが、ほとんどの親は何とかして駆け付けてきてくれました。
そういうことを当たりまえに感じていました。
「子どもが熱を出す」というのは、仕事を都合つけたり、予定を変えたり、迎えに行ったりしなくてはいけないでしょう。でもそこで仕事などを割り切って我が子のために行動することが親の愛情なんじゃないのかなと思いました。
「家庭と仕事の両立」といい、子育てをいつのまにか「仕事の一部」のように感じていた自分がいました。でも違いますね。仕事を中断してでも子どもに寄り添い、愛情を注ぐことが何より親の務めなのではないかと思います。
ああ、まだまだですね。子どもを育てる仕事をしているわりに、
子育てのこと何もわかっちゃいない。