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『学び合い』の広がり

『学び合い』の広がり

 

2学期が終わりました。

今日から、なるべく毎日2学期のふりかえりを更新していきたいと思います。

まずは、『学び合い』について。

 

8月に学年『学び合い』を行いました。夏休みの間に学年の先生に提案しました。

結構勇気がいりました。けど承認してもらえました。

 

学年全体の7割にあたる70名近くを家庭科室に入れて勉強しました。

この70名は希望してきた子たちです。おそらく、私のクラスの『学び合い』の噂を聞きつけてやってきたのでしょう。全8回。少しずつ課題達成することができるようになりました。

 

何人か別のクラスに行ったり、別のクラスからくる子もいましたけど、ほぼ人数が変わず行うことができました。

だんだん形になってきたので、校長先生や保健室の先生にも見てもらいました。

「こんな人数でも勉強しているよ」と笑いながらも感心してもらいました。

 

その後、各クラスで交換授業を行うために、私は家庭科を担当しました。

家庭科では、『学び合い』を実践しました。思った以上に、好調で「ああ何だ、『学び合い』ってどんなクラスでも合うんだな」ということがわかりました。子どもたちにも『学び合い』のことを知ってもらえたのではないかと思います。

 

2学期後半になって卒業文集を書きました。

子どもたちの半数以上が『学び合い』のことを作文に書いていました。

もちろん、この作文を読むのは卒業前なので、親や周りの先生に影響はないと思いますが、おそらく「こんなに『学び合い』のことを考えていたんだ」と思うかもしれません。それ以上に子どもたちが『学び合い』のことをどのように捉えているか、考えなおす機会にはなったと思うので、よかったと思います。

 

 

そして2学期終業式。

私のクラスが「児童代表発表作文」の担当でした。

そこで、前の週に子どもたちに経緯を説明し、作文を書いてもらいました。

何人か候補がいましたが、一人の子の作文が目に留まりました。

その作文は私のクラスのことばかりで、6年生全体のことでもなく、その子個人のことでもありませんでした。しかし、この作文を読んでほしいと思いました。

この作文を聞いて、だれかに何かを感じてほしいと思ったからです。

 

その子は何度も練習を重ねてきていたのか、とても上手に発表しました。

私のクラスの子たちは一斉に拍手をしました。

 

そして、その後の忘年会。

「あの発表はよかった」という話をたくさん聞きました。

「先生の実践していることが伝わった」と言われました。

昨年担任していた子が「『学び合い』だー」と騒いだらしいことを聞きました。

 

実は、こんな発表したら批判されるのではないかと思いました。

しかし、反響は大きかったです。

代表で発表してくれた子には感謝したいです。

 

さて、3学期はどうしようかな。