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アクティブラーニングを考える【その4】

 

以前までにアクティブラーニングを成立させるために、

「関わる機会を持つこと」「できるだけ多くの時間関わること」を書きました。

 

しかし、単に関わるといっても目標もなしに、関わったところで次のようなことが考えられます。

 

・特定の子とばかり話をして、一人になる子がいる(逆に固定したグループを作ると、

活動を頑張るグループと盛り上がらないグループが現れる)

・話が終わったらすることがなくなって、遊びだす。関係のない話をしだす。

・決まりきったことしか話せない。

 ・きつい言葉を使ったり、場に合わない言葉を使ったりする。

 

結局、先生が注意をしたり、こと細かく指示を出したりして、

「やらされる関わり合い」「やらされる活動」になってしまうと思われます。

 

もちろんこんなのが「アクティブラーニング」と呼べるわけありませんが、

この部分を脱せずに、結局「一斉授業の方が楽」と思ってしまう人もいると思います。

 

 

さて、それならばどうすればいいか。

それは「課題」だと思います。

全員が達成すべき「課題」です。

その課題を達成するために、方法は問わない。

自分で選択して自分で決定する。

 

課題が難しすぎてもダメ。課題が簡単すぎてもダメ。

 

 

どんな課題がよいか。

小学校なら一番分かりやすい課題は「教室をきれいにする」とか

「○時までに食べ終わる」など学校生活における課題です。

掃除なんて完全に「アクティブラーニング」でしょう、と私は考えています。

 

そうすると、課題って結構考えやすいと私は考えています。

つまりまとめると、

 

「関わり合う時間を持つ」

「関わり合う時間を多く確保する」

「共通の課題を解決するために、関わり合う」

 

です。

 

 

ちなみに『学び合い』はここまで書いたことをたったの1時間の授業ですべてこなせます。課題を設定し、「全員達成」とその意義を子どもたちに伝えて「はい どうぞ。」

いかにシンプルか…。我ながら改めて思います。