おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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特別支援学級の『学び合い』

交流学級にしろ、特別支援学級にしろ、

『学び合い』は基本的に変わらないんだということを教えてもらいました。

 

多くの特別支援学級は異学年集団であることが多いので、

同じ教科で『学び合い』を行うのであれば、以下のような課題を与えるそうです。

 

・小数のわり算ができる

・あまりのあるわり算ができる

・くりさがりのひき算ができる

 

これはまた、交流学級の場合も同じで、

共通の課題ではない場合は、それぞれに合った課題を出すそうです。

 

なるほど…。

『学び合い』なら特別支援学級っていらないんじゃ…。

すべて通常学級でカバーできる…。

そんなことを思いました。

 

『学び合い』の仲間たち

今日はファミレスで『学び合い』仲間と4時間ほど話こみました。

 

若手の実践者が、自分の実践を今度語る機会があるため、一緒に考えました。

 

その方なりの『学び合い』の出会いがあり、悩みがあり、感動があり…。

それは比べるものではないので、聞きごたえがあります。

そして通る道は驚くほど再現性があるので「わかるなー」ということがたくさんあります。

 

そしてこのような「わかるなー」の出来事は、いつのまにか忘れていることに気づかされます。おそらく、『学び合い』初期の方は、私の話を聞くより、彼の話を聞いた方が、共感できると思います。

 

万人に伝わる話を出来る人はいない。

ピタッと合う人は、それぞれ全然違う。

 

『学び合い』のセオリーですね。

 

 

 

原動力

多分私の原動力だったのは、

高校時代の友人2人の存在かなと。

 

一人は世界レベルのエンターテイナー

一人は全国レベルのパフォーマー

 

いつも彼らに負けないようにという想いがあった。でも最近は少し違う。

 

 

今の原動力は間違いなく『学び合い』による子どもたちの幸せな学校生活。

そしてそれの追求。

人と比べるものじゃないから、苦しくない。

むしろわくわくしている。

たまたま『学び合い』を生かす場面が増えてきたので、追い風になっている。

 

全国とか世界レベルではなく、

教室、学校レベルだけど、

自信をもって俺はやってるぞ、と胸をはりたい。

 

 

わくわく

『学び合い』関連の書籍を新たに2冊読んでます。今度講師として発表するからなんですが、

改めて自分の『学び合い』はまだまだと思います。というか、自分が我流でやっている部分がかなり多かったことや、課題が悪くて子どもの活動が悪くなったことに気づいてなかったことを、今更知りました。

 

 

『学び合い』をもっともっと深めたい!

うわわ、わくわくしてくる!

おっ

作文の書き方を教えて、さあどうぞ。

 

ほんの数秒で「ねぇ教えて」という子がちらほら。あー、いくら丁寧に説明しても、よくわからないもんは、わからないよなぁって改めて思う。

 

何人かの子たちが集まってきて、どんな話をしているのか、よくよく聞いていると、薄く書いてなぞってごらんって声かけてる。そうそう、まだひらがながすっと出てこないんだよなあ。

 

パッと別のところ見たら、

「ねぇ、さっきのプリント終わってないでしょ、しなきゃ」と声かけてる子が。

 

ああ、そこまで気がまわるようになったのか。

 

ちょっとした場面をみながら、

作文が終わるのを待つ。

数名の子が最後の子の作文をいっしょにもってくる。

 

ああ、一年生だって十分教えられるじゃん。

 

本を読んでください

西川先生はよく

「本を読んでください。書いてあります」と

ブログなどで発信しています。

 

確かに『学び合い』で生じる問題や『学び合い』の進め方はすべて本に書いてあると思います。

 

しかし困るのは、どこに何が書いてあったかわからなくなることだと思います。『学び合い』関連の十数冊の本の中のどこにあるか探すだけでも大変です。おそらく西川先生に聞けば
〜の◯ページと回答がくるんでしょうけど、

それをいつもいつもするわけにはいかないでしょう。

 

また、本を読んでもしっくりこないことは結構あると思います。私もそうでしたが、そもそも「一人も見捨てない」とか「3つの観」もしっくりこなかったので、さらっと、流していたと思います。そういうものは、後からなんだっけ?と思っても、なかなか受け入れがたいと思います。

 

このようなことに対応するために一番良いのは、実践者と話すことです。

特に長く実践している人は本に載っているようなことをたくさん経験しているので、辞書のように答えがでてくるはずです。しかも本以上に経験をまぜながら。

 

だからこそ、実践しようと思う方は実践者とつながるべきですし、そういう機会がもっと必要だと思います。

『学び合い』を体験してもらうために

小学校6年生の算数に「分数の割り算」があります。

 

分数で割るというのは日常では考えにくい

概念ですが、それを子どもに説明するのは

とても難しいことだと思います。

 

クラスの中には、逆数で割るということだけ、覚えていて分数で割るというのはどういうことなのか、考えてない子も多いです。

 

それを追求する必要があるかどうかといえば、

そのクラスそれぞれなのですが、

やってみるとかなり盛り上がることが経験上分かります。

 

そこで、この場面を『学び合い』体験として、

先生たちに考えてもらったらどうかなって考えています。どうだろうかな

わかるということ

一年生の授業を、『学び合い』でした時、

「答えだけ教える」ことがあるとわかりました。

 

おそらく教える方に悪気はなく、

「教え方がわからなくて、答えを教えてしまう」「解き方を教えているうちに、答えを教えてしまう」ようなことが起こることがわかりました。

 

うまく言語化したいんだけど、

一年生に分かるように説明できないもどかしさはありますが、

 

「自分でできるようになる」

「自分で説明できる」ということが「分かる」

 

ことであると、これから共有していくことが必要なのかなと感じました。