ほめること
教師になってから、「ほめる」ということがいまいち自分の中ではっきりしていませんでした。
教育現場にいるといろいろな「ほめる」があって、結局何がなんだか分からなくなっている人は、私以外にもいるんじゃないかと思います。
今のところ私はほめるということは、次のように考えています。
①心からの賞賛・感動
②価値づけのための手立て
③感謝
これが一番すっきりしています。
今まではごちゃごちゃになっていたので、ほとんどほめることができませんでした。
それは、「ほめる」ということが、①が主になっていて、子どもたちのことを心から
「すごいな」と思えてなかったからだと思います。
でも『学び合い』をはじめて、子どもたちの姿に本当に「すごい」と思えることが増え、心からほめることができるようになってきました。自分でも変わったなと思えることです。
③はあまり自覚していませんでしたし、難しいことではありませんが、やっぱり子どもに対しても「ありがとう」の言葉はかけないといけないなと思います。
そして②です。
『学び合い』では子どもに語ります。主に目標を語り、人としてどう生きるべきか語ります。ときにそれは、子どもたちに説明しにくいことや理解されにくいこともあります。そんなときに、子どもたちのいいなと思う言動をほめると、「ああ、これがいいんだ」と理解されるきっかけになると思います。
また、最近「ふりかえりジャーナル」を書いていますが、その中でも「先生がほめた子」のことが載っていることあります。
おそらくその子は価値づけされたんだと思います。可視化ともいうのかもしれません。
「ほめること」
簡単そうに見えて、そんな簡単にいかない。
でも、常にほめるということに対して、向上心をもっておく必要があると思う。