話をさせてください。
最近、子どもたちにこう言います。
「話をさせてください。」
「おしゃべりを遠慮してくれませんか。」
「少し、していることをやめてください」
自分でも不思議です。
今までは、さも先生の話は聞いて当然という態度でした
「話を聞きなさい」
「失礼なことはしない」
「最後まで目を見て聞きなさい」
こんなことを言っていました。
なんで、変わったのか。
それは、子どもに私の話を聞く、義務などないからです。
また、大人に対して、保護者に対しては「聞いてください」「話をさせてください」
という態度なのに、いざ子どもに対してはそんなことをしないなんて、傲慢なのではないかと思うようになったからです。
だからこういうスタンスでいます。
「みんなにとって必要なことなので、聞いてください。話はできる限り、短くします」
こうお願いしています。もちろん、話す内容は、子どもたちにとって必要な指示や課題の提案です。そして、なるべく簡潔に、分かりやすく話をします。
こういうことを続けてきたからか、子どもたちは私の話を聞いてくれます。
『学び合い』は語りが何より大切です。その語りを聞いてもらえる環境がなかったら
元も子もありません。実は、昨年度そのあたりをかなり苦戦しました。
教師の当たり前を疑わなければいけませんね。