教え子の皆さんへ
今更、小学校時代の担任が「教え子」と呼ぶのも、大変恐縮なのですが、呼ばせてください。
みなさんが、私と一緒に『学び合い』をした日々。
「勉強が楽しくなった」「友達と仲良くなった」「テストの点数があがった」
そんなことがありましたね。いいクラスに成長して1年間を終えられたこともありました。
「来年も『学び合い』をしたい」「担任の先生に『学び合い』を伝えたい」
私が担任を離れたあとも、そんなことを私に話してくれた人もいました。
私がクラスの終わり頃に何度か語ったように、学校にはいろんな先生がいて、いろんなやり方があるから、それを否定しないで、いいところを見つけてほしい。『学び合い』ではなくても、一人も見捨てないことはできるからといっていました。
本当は少し悔しかった。
自分の教え子たちがそうやって思っていることを、受け止められない学校現場に。
先生たちを責めたいわけではない。先生たちだって一生懸命なはずだ。でも知らないだけなんだ、って。
だから決めたんだ。学校現場そのものから変えていくって。
でもそんな簡単なことではなかった。
一人の力ではできることは限られていた。
だから、じっくりじっくり時間をかけて周りに理解をしてもらって、仲間を作ってきました。
ずっと心の中で炎を燃やしながら。
大きく変化したわけではないけれど、きっと何かが変わるだろう、そんな気がしています。
これが私の今の目標であり、夢です。
みんなはどんな人生を送っていますか。