おに先生のブログ

小学校の先生のブログ 『学び合い』やってます

学校ってなんで行かなきゃないけないの

「義務教育だから」なんて答えはもはや答えになっていない。

 

自分のことを思い起こしてみると、

「学校やだな」と思うことは何度かあった。特に小6から中学校。

今考えたら、「学校いかない」という選択肢をどうして思いつかなかったのか。

いや知らないし、なかったのかもしれない。

わざわざ通わなくても特に中学校はよかったように思う。

 

「あ、学校必要ないな」と思うようになったのは、中3。

受験勉強をしていると、学校の勉強が無駄にしか思えなかった。

簡単すぎる問題、発見のない授業、ありきたりな授業展開。何1つ授業に楽しみなんてなかった。

しかし、「内申点」というものが自分の目標達成に必要だったから仕方なく通った。

でも、自分の目標なんてものを「高校進学」にこだわらなければ、やっぱり行く意味なかった。

友達との関係が・・・ということも考えるが、自分はそんなにクラスの中で目立つほうでもなかったし、

どちらかというと苦しい立場にいた。中2、中3とクラスが持ち上がりだったため、中3の頃には、一人で寝ているのが楽だということに気づいた。別に無理して関わる必要もなかった。

寝ている自分を気遣って担任が声をかけてくれたりもしたが「大丈夫です」というだけだった。

本当に大丈夫だった。はやいところ高校に進学してこのつまらない毎日を終わりにしたかった。

 

人生というのは不思議なもので、ここまで苦しんで学校に通ったのに、高校受験はみごと不合格。

受験に合格していったのは、わたしからみたら、学校生活をエンジョイしている組。先生にも評価され、

学習塾に通ってテストの成績も高かった人たちだ。

私は、部活動でレギュラーになりたかったから顧問にアピールするために、塾に通うことはしなかった。

結局、塾で部活を休む連中が中3の時に活躍して、私は補欠だった。真面目にやっているのはなんだろうと思った。結局センスだったんだ。努力ではない。

 

こうなってくると、私はどんどん卑屈になった。

高校時代、毎日のように自分の落ちた学校の前を通る。そこに通う同級生たち。

否が応でも目に入る。自分の高校生活は真っ暗だった。

幸い、高校で出会った音楽と仲間によって私は救われた。

第一志望の学校にいかなくても十分満足できる高校時代を送ることができた。

 

しかし、高校時代に「授業」をうけて、すごくワクワクしたことはなかったし、たいてい寝ていた。

成績も途中から気にしなくなったので、特につまらない授業はろくに勉強もしなくなった。

(赤点をとって、留年しかかった時は焦ったけど)

正直日中の時間は無駄だったように思える。

高校在学中に、学校来なくなって退学する人や、学校さぼる人もいた。部活だけくる人もいた。

自分はそれはしなかったけど、そうしたほうが賢いよなと思うときもあった。

もうこのころくらいには、「諦め」がついていた。

 

そして大学入試をうけることになる。

 

 

今考えると、果たして学校に行く意味はあったのだろうか、と思う。

当時はほかにも選択肢がなかったし、それを知りもしなかった。

 

でも今は違う。「こんなのおかしい」という不登校の子が増え、

「学校に通う」ということが当たり前ではなくなってきた。

ずいぶん時間がたったけど、ある意味よかったよなあと思う。

 

 

すると最初の問いに戻る

「学校ってなんで行かなきゃいけないの」

もはや当たり前のように学校に来る時代ではなくなってきた。

学校はなぜ来る必要があるのか、教師が子どもたちに語り、それを体現させて、納得してもらわないと

どんどん学校に来なくなるだろうと思う。

 

私は「学校ってなんで行かなきゃいけないの」という問いに対しては、

「学校はたのしいところだからだよ」と答えたい。そう答えられるように努力したい。