語りは伝わったかな
今日は2度グループづくりを行いました。
『学び合い』ではそういうことは行いませんが、修学旅行ではグループ行動があるので、それを見越してです。
「グループを作ってね」と子どもたちにいうと、仲良しグループを作りたがります。まあ、そりゃそうでしょう。大人だって、私だって、気の合う人と組みますよ。
そこで、「目標を達成できるグループを作ってね」ということを伝えました。
国語や総合だったら、調べたいテーマが共通して、考えを深められるグループ。
体育だったら、よりよいゲームを行うことのできるグループ。
1回目の国語ではあまりうまくいきませんでした。時間もかかったし、もめていました。
しばらく見守りました。この子たちに必要な経験だと思って。
2回目の体育はわりとスムーズに行きました。「誰と同じグループになってもいいや」という思いを持っている子がいたからだと思います。
この「誰とでもいいや」というのは、
『学び合い』だからこそできる感覚です。
『学び合い』では、そう仲良くない子と関わる機会が増えます。その繰り返しで、「まあそこそこみんなと関わる」ことを経験します。
おそらくこの経験がグループ作りの時にプラスになったのでしょう。その後の活動でも、どの子も楽しんでいました。
なんだかんだ仲良くやれるんだなあ、この子たち。ちゃんといい関係築いてきてたんだなあ、と思えました。
でもやはり、固定化したグループはトラブルの要因だと思います。教師の都合でグループづくりをするのはやはり危険です。
短時間の間に固定化があっても、
その時間が過ぎたら解放される
大人でもそれがないと耐えられないですよね。
子どもたちもそうだと思います。
修学旅行とか、自然教室とか当たり前のようにグループ行動ですが、それに疑う余地がないことが残念です。
兎にも角にも
今日は、子どもへの語りが自分自身を高めてくれるような気がしました。