修学旅行の引率
小6担任といえば、修学旅行の引率という大きな仕事がある。
ただ単に、一泊二日の旅行に行きゃいいってもんじゃない。
・何のためにいくのか
・何を学ぶのか
・どんな準備をするのか
・何を心がけるのか
いろいろ考えることはある。
でも、そう簡単にはうまくはいかない。
子どもたちはどうしても「旅行」の方に関心が強くなってしまうからだ。
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修学旅行というのは、やっぱり一生の思い出になる極めて大事な集団学習の機会
文科大臣までこんなこと言ってしまっていいのか、と思うけどやっぱり、子どもたちにとっては「思い出」という側面がどうしても強くなってしまう。その気持ちは分からないわけじゃないけど、思い出づくりのために行くのなら、バス遠足でいいはず。やはり「学び」の面を大事にすべきだと思う。
とはいうものの、私も何度か修学旅行を引率したことがあるけど、正直大変だった。
というか、精神的にボロボロになった。
「旅行」のことで頭がいっぱいの子どもたちに「学び」の要素を伝えていくのは、かなり難しい。願いが強くなればなるほど、それに応えてもらえない時の反動は大きい。また、修学旅行前後では人間関係のトラブルが確実に起こる。誰だって、仲のいい子と一緒に行動したい。一緒に寝たい。そこから歪みが生まれてくるのは当然。教師がいくら介入しても解決できないのに、教師の介入を求められる。そして、それが年末までずっと引っ張ることにもなる。
まあ、なんかそんなことも知られることもなく「思い出づくりのため」なんて言われちゃあ肩を落としちゃうよな、って。
ひとまず、今年小6担任している先生、お疲れ様です。
半年後、数年後には苦しい出来事も過去の「思い出」になっているはずです。