今週から2学期がはじまりました。
夏休みの間に低学年の子や、特性のある子への言葉かけや支援の仕方を学んだので、2学期から生かしていこうと考えていました。
2学期が始まってすぐ、カタカナを学ぶ授業を行いました。一通り教えた後に、お手本を見てプリントに書く練習をします。ほとんどの子は1学期のひらがな学習と同じ要領なので、すぐに終わらせました。一方、黒板をみたり、お手本を見て字をうまく書くことができずに苦戦している子たちがいました。
1学期から『学び合い』の考え方で授業をしたり、学校生活を送っていたので、すぐに何人かの子が、苦戦している子のところに集まりました。よくよく様子を見ていると、こんな言葉かけをしていました。
「どこが難しいの?」
「じゃあぼくがこれ書いてみるから、まねしてみて」
「うすく書くから、なぞってみてよ」
「自分でやってみて。ああ、すごい上手だよ」
「よしあと少し、頑張ろう」
そのような言葉かけや関わり方は、まさに私が夏休みに学んだことでした。「まず自分がモデルになって、関わり方を学ぶきっかけになるといいな」と思っていたのに、子どもたちがそれをやってのけて驚きました。
その時、1つ不思議に思いました。
「いったいどこでこんな関わり方を学んだんだろう」
やはり1ついえることは、1学期の間に何度も何度も関わっていくうちに学んだんだと思います。しかし、ここまで変わるものなのか。。
夏休みに親や周りの大人から何らかの影響をうけたのか、実は、子どもたちは私が思っている以上に1学期成長していて、見落としていたからのではないかと思うほどでした。
なんにしろ、このような関わり方を、周りの子が学び、教えてもらっていた子も学ぶ。そういう連鎖を通して、子どもたちは成長していくのかなと。そして教師は、そのような環境を保証するべきなのかなと。
『学び合い』の考え方「子どもたちは有能である」をまた一つ、実感した出来事でした。