おに先生のブログ

小学校の先生のブログ 『学び合い』やってます

全員がわかる

新型コロナ対策のために、『学び合い』の授業を控えて、自分なりに試行錯誤しながら授業づくりを行なっています。また授業の時間が通常より短いため、スライドを活用したり、活動の時間を捻出するために、準備や片付けの時間を省いたりています。その分、準備には手間取りますが、なんとかやれています。

 

 

『学び合い』の授業をずっと続けてきた身として、『学び合い』をしない、という自分がイメージできませんでしたが、始めのうちは、違和感はありませんでした。むしろ、「自分はこんな授業を目指していたんだ」と改めて考えるきっかけになった、と思います。

 

f-manabiai.hatenablog.com

 

例えば、子どもたちが自分のペースで学ぶこと。1時間に同じ課題を同じペースで進むのではなく、単元まとめて課題をわたして、子どもたちなりのペースで進めるようにしました。

今まで主に先生にペースを作ってもらっていた子たちにとっては、「どうすればいいかわからない」という子もいたでしょう。そういう子のために、お手本を準備したり、自分で学習する方法を交流したりしました。できるだけ一人一人と関わり、よいところやできるようになったところを認めていく。

 

そうすることで、多くの子は自分なりのやり方、自分なりのペースで学習することができていた、と思います。同じような考え方で、レポートの課題やふりかえりの課題も単元ごとに出すことができました。「我ながらうまくいっている」と思いました。

 

f-manabiai.hatenablog.com

 

 

しかし、一つ大きな問題がありました。

テストの結果です。

詳しくは書けませんが、自分としては意外な結果でした。

今まで担任していたクラスは、『学び合い』でも『学び合い』でなくても、

そんなに大きな差が出ていなかったのでしょう。

でも、そうもいかないクラスがありました。

 

「テストの課題をもとにして課題を作っているのに・・・」

「スライドの内容を覚えておけば、テストの点数とれるはずなのに・・・」

 

色々と言い訳が浮かんできますし、対策として思いつくことは「小手先」なことばかり。

「もっと細かく指示を出すべきだった」

「練習をすればよかった」

 

いやいや、ちょっと待てよ。

そもそもスライドの分かりやすさうんぬんより、説明自体が分かっていないのでは?

課題の文章に何が書いているか分からないのでは?

いったい何の学習しているのか分からないのでは?

 

いろいろ考えているうちに、当たり前のことに気づきました。

 

「子どもに相談しよう」

 

ある子から意見が出されました。

「みんなで教え合えばいい」

 

そうだよ、そうなんだよ。

心の声がもれてきそうでした。

また、私が提案するより、はるかに納得感があったように思いました。

 

その後・・・

 

細かくは書けませんが、それはもう素敵な時間でした。

「ああ、これだよ」と思いました。

 

私は、スライドを使って「分かりやすい」授業をしたいんじゃない。

課題をまとめて渡して、自由に学習をさせたいだけじゃない。

「子どもたち全員が「分かる」授業がしたいんだ」ということがわかりました。

 

もちろん、その「分かる」はテストの点数が取れるレベルの「分かる」かもしれません。

でも、まずはそのレベルの「分かる」ができなければ、どんな授業をしようとも、

「置いてけぼり」がでるでしょう。

 

まずは、テストレベルでもいい。「全員がわかる」授業をしたい。

そう改めて思いました。

『学び合い』を始めた頃の気持ちになりました。