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教師の技術

学校の教師の主な仕事は、「授業」であり、子どもと関わることだと思います。だとしたら、「授業の腕をあげる」ことが、何より優先されるべきでしょう。

 

私は、教師になって3年目まで、とにかく本で学び、セミナーにでかけ、授業づくりに試行錯誤して、学び続けました。その時によく学んでいたのが「TOSS」です。

land.toss-online.com

 

TOSSは何と言ってもわかりやすいし、すぐに試して効果を出すことができる。

「プロ教師」に憧れて学び、実践をしていた時期もありました。

TOSSの代表、向山洋一氏が出している本の中で一番「有名」だと思うのが、この本です。

 

授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)

授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)

  • 作者:向山 洋一
  • 発売日: 1985/06/01
  • メディア: 新書
 

35年も前の本ですが、全く腐らない、「技術」がのっています。 

 

そして、最近改めて、この本にのっている「法則」が学級経営、授業づくり、子どもへの指示に欠かせない技術なんだ、ということを感じるようになりました。

 

 

たいっっへん、偉そうなのですが、はっきり言います。

子どもが落ち着かないのは、教師のせいです。

そして、子どもが落ち着かないクラスの教師に限って、この本に書かれているような「技術」がない。

 

・話が長い

・指示が多い

・注目させてない(ながら聞きさせている)

 

こんなのって、子どもの前に立って話をしたり、授業をしたりするなら、必須の技術だと思うけれど、これを身につけていない教師って結構いる。さらにひどいのが、「子どもが話を聞いていない」「言ったのに分かっていない」とか子どものせいにする。

 

残念だけど、こういう教師って結構いる。

 

「基本が大事」とか「型が大事」とか言っているけど、「教師の基本」とか、「教師の型」とかをが語られることって、あんまりないと思います。研究授業とかをみるたびに「教材」とか「発問」とか「板書」とかばかりが語られる。だから、「技術」を学ぶこともないし、学ばないまま「何となく」教師の仕事ができたように思ってしまう。その結果、子どものせいにする教師が増える・・・

 

 

『学び合い』を実践し、教師主導で授業を行っていない私ですが、子どもへの語りや、2割の子への指示を出すためには、短く、要点をしぼって、一度落ち着かせて話しています。つまり、『学び合い』を実践をする上でも、「技術」は必須だと思います。

 

教師に求められることが年々増えていっているように思います。時代の変化によって変わっていっているでしょう。こんな時だからこそ「優先して学ぶべきことは何か」を考えるべきではないか、と思います。