正統派
正統派〜
元祖〜
なんて話を時々聞きます。
料理なんかそうですよね。
ならば、正統派『学び合い』とか、あるのでしょうか。
本来そんなものはないんですが、今「正統派」と「違うもの」をはっきり分けないといけない状況を感じています。
正統派『学び合い』を見分ける方法は簡単です。全員達成、一人も見捨てないを願っているかどうかです。
『学び合い』というと、あのゴチャゴチャした教え合う状態をイメージしやすいですが、形ばかりで願いのないものは、単なる学び合い、教え合いにしか過ぎません。『学び合い』のようですが、違います。
全員達成や一人も見捨てないを表向きは願っていても、活動時間が短かったり、教師の説明がやたら長い、いわゆる「足して2で割る『学び合い』」もあります。これも「正統派」とは言えません。
なぜなら全員達成を目指すなら、子どもの活動時間は自ずと長くなるはずです。また、『学び合い』の子ども観、学校観からもズレます。
ただ「私は正統派で、あなたは違います!」なんて言うことはしません。私だって、数年前までは、「正統派」とは言えないような、『学び合い』でしたし、「一人も見捨てない」ことが腑に落ちていませんでした。少しずつ、少しずつ、自分の『学び合い』が、確信へと向かっていったと思います。
しかし、「私は正統派です」と言わなければいけない状況にあることを、最近感じています。
だから私は今後、『学び合い』をどんどん公開していきたいんです。
いずれ、正統派なんて言わなくても
『学び合い』は、一人も見捨てない教育です、
と言えるようになってほしいな。