子どもが好きではない
私は子どもが好きではないと思います。
「え、先生する人って子ども好きだからしてるんじゃないの?」
と聞かれそうですが、
私は「そうかなあ」と思います。
その「好き」というのが、どういうものかにもよるかとは思いますが、私にとって「子どもが好き」な人って、フリースクールなどで、子どもたちと一緒に過ごす方々、保育園や幼稚園の先生方、地域や友人の子どもと一緒に遊んだり、活動できる方々、、、そんな人たちを想像しています。そう、なんというかどんな時、どんな子どもたちを可愛がって、ニコニコできる人たち。。子どものために尽くせる人たち。。
アバウトですが、そんなイメージです。(もちろんフリースクールの方、保育園、幼稚園の先生にも色々いるとは思いますが)
私はそのような方々と比べるとおそらく「好きではない」と思っています。
では何で学校の先生をしているのか。
おそらく人と関わること、一緒に何かをするのが好きなんだと思います。「チーム活動が好き」とも言えるのでしょうか。そして何より学ぶことが好き。
つまり、
「子どもが好き」というよりも「人と関わるのが好き」で「(一緒に)学ぶことが好き」だから学校の先生をしているのだと思います。
低学年の担任をしている時も、「子どもたち可愛いー!」「みんな笑顔ー♪」みたいな感覚にはなれませんでした。私は1年生だろうと5年生だろうとスタンスはほとんど同じ。
低学年担任をしたら「子どもが好き」という感覚になるかと思いきや、逆に「向いていない」と思いました。やはり低学年の子達には、私みたいなタイプより子ども好きの人が合ってる。
決して嫌だったとか、苦しかったとかじゃないです。私なんかが低学年の担任して申し訳なかったな、と思うんです。
今年高学年を担任して、授業も学級づくりも、大変だけど楽しいなあと思っています。低学年は低学年の難しさもありましたし、楽しさもありますが、高学年は高学年の楽しさがあります。
いずれの学年を担任していても、さあ、次は子どもたちに何を語ろうか、どんな課題を作ろうか、、色々考えら時は、楽しいです。おそらく、この辺りの感覚が、「子どもが好きではない」私が学校の先生を続けてる理由の一つなんだと思います。
本当に子どものことが好きで、
キラキラした方々は素敵だと思いますが、
私みたいなのでも学校の先生やってますし、
そういう人がいてもいいんじゃないかな、って思います。