おに先生のブログ

小学校の先生のブログ 『学び合い』やってます

⓪YOUはどうやって・何のために実行委員長へ

 

【第0話『学び合い』の会との出会い】

 

約5年前のことから。

2014年の2月。第10回の全国フォーラム九州大会が福岡で開催されました。インターネットでその情報を見つけた私はその大会の2日目、実践発表に行きました。内容を見ていて、ちょうど関心を持ったのがN先生の発表。(のちに、今回のフォーラムのシンポジウム登壇、オープニングムービーと授業動画作成、チラシを手がけた方です)

 


その先生の発表を聞いて感じたことは「同じだ」でした。

 


私が『学び合い』に出会ったのは2013年。しかし、私は一人ぼっちでした。自分がやっていることが本当にいいのかどうかわからない。信じて続けてきたけれど、不安。そんな私にとって「同じ仲間」がいるということはとてもつもなく勇気の湧くことでした。その日はN先生に話しかけることもなく、会場を後にしました。

なぜなら「つながる」ということに価値を見出していなかったからです。当時の私は職場以外に「つながり」を持つことも、持とうとも思っていませんでした。

 


それから2014年の6月。南市民センターで『学び合い』の学習会が開催されることを知った私は、勇気を持ってそこに参加します。すると会場前でN先生に出会いました。「2月に発表をきいたものです」思わず声をかけました。そんなことをしたのは初めてです。

 


南市民センターで、S先生が実践発表をしていました。涙を流しながら子どもの成長を語る言葉は、不思議と私の心に響きました。不思議、というのは、今まで涙を流しながら語る人に、そんなに共感を覚えたことがなかったからです。でも、なぜかその時は違いました。きっと「ああ、自分の教室で似たことあった、その気持ちわかる」と感じたからだとおもいます。(S先生は、今回のフォーラムで、二児の母であるにも関わらず、都合をつけて二日間受付を務めました。実は、同期であることも後になって知りました。)

 


その後、早良区城西の子ども学び館で『学び合い』の学習会が開催されることを知ります。

子どもの学び館は一人芝居の福永さんのご自宅兼、フリースクールです。私はまた勇気を持って、その場所に向かいました。すると、N先生とI先生がいました。そして、2人でひたすら議論をしています。ケンカをしているようです。3時間ほど、私はそこでその話をずっと聞いていました。なぜか、その内容が自分のクラスのこととリンクし、自分が今まで悩み考えてきたことと似ていました。後から、女性の先生が来られました。とても優しい表情で、「またきてね」と声をかけてくれました。その先生こそ、フォーラムの2日目、午後の授業動画を公開、エピソードを話してくれたO先生です。(ちなみに岡田先生はこの年の4月にN先生に出会い、『学び合い』を学び合う会を立ち上げたことはエピソードの中にもあった通りです。)

 


学び館の帰り道ふと思いました。学校の教師になって、何かの研究会とかサークルとかに入ろうと思わなかった自分がこの会には来たいと思いました。「国語か算数か社会か理科を学べ」と先輩たちから散々言われてきたけれど、自分はこれから『学び合い』で行こう、とおもえる自信につながりました。

 


翌月、I先生が「『学び合い』の物語をつくりたいんだ」と言い出します。その時、大学生

だったO先生の次女Nちゃんも一緒でした、Nちゃんの明るさと「わかりません!」は理屈っぽくなりやすい福岡の学び合う会と苫野先生とのシンポジウムに欠かせない存在でした。

 


I先生の願いにたいして、私はクラスの子のことを話しました。すると、「11月に西川先生来るから実践発表して」と言われました。私にはびっくりな話です。「実践発表って何?」そのレベルです。

 


2014年の11月のセミナーに参加、実践発表をおこないました。そこで西川純先生に初めて会いました。最初に言われたことは、ニコニコしながら「『』だからね。」それ以降、私は二重カギカッコであることを知り、実践を続けることになります。

 


また、その月の学校公開日に私のクラスに、学び合う会のメンバーが来られることになりました。自分のクラスをよその学校の人たちが来るなんて今までに有り得ないことであり、ずっと周りに言えずにいた自分にとって不安に思いました。でも、子どもたちの姿は間違いないと思っていたので、半分期待もしていました。そして、授業を見ていたI先生が「ああ『学び合い』だ」「子どもたちの表情がすごくいい」といいました。今まで自分のやってきたことが「本当に『学び合い』か」と不安だった私はその言葉に勇気付けられました。

 


話が一気に飛んで2015年11月。少しずつ学び合う会のメンバーも増えてきました。

「アクティブラーニング」という言葉も聞くようになり、自分のやっていることも、少しずつ表に出せるようになってきました。そして「アクティブラーニング」を題したセミナーを行うことになりました。

 


学び合う会に、よく顔を出していたNSさんも実践発表をおこないました。物腰柔らかい彼ですが、熱い心の持ち主で、勉強家です。またFGの才能があります。そんな彼は、それ以降、私が主催するセミナーの実践発表を担当してくれて、フォーラムでは実践発表の若手ベテラン枠として発表してくれました。

 


この時の懇親会に来ていたがNMさん。のちにフォーラムですてきなキャラクターとTシャツをつくった方です。年齢層高めの集まりの中で、自分と同年代がいるってことは、どう考えても熱意のある人だろうと思って声をかけたら、やっぱり熱い方でした。久留米から福岡市まで学びに来る熱さは、よほどのものです。

 

学び合う会と出会い、そしてそこに集まってくる仲間たちが、後にフォーラムの実行委員となっていきます。

 


つづく 

第1話→ http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2019/08/10/225558