この本を読もうと思った時点で
多分、次のステップにいったんだと思います。
かなり遅れていたとも言えるし、ギリギリセーフとも言える。
「評価」をどうするよ
と思ったのは、『学び合い』の学習活動をどう振り返り、どう価値づけするか自分で定まっていないよな
という問題点を見つけたことから。
自分なりに子どもたちに成長してほしい姿をそれが、どのような道筋になっているのか
具体的になっていなかった。だから、いつまでも「ふりかえり」のための「ふりかえり」をしていた。
子どもたちも何を振り返っていいか分からずに、ただ起きた出来事や感想を書くだけにすぎなかった。
もちろんそれでは子どもたちは自分の学びをよりよくしていくことはできない。
なら、「こんなことを意識して書いてごらん」が必要で、それを毎時間評価し、価値づける必要がある、
最終的に自分の学びの足跡をふりかえり、自分で評価する必要がある、と思いました。
まずは、国語、社会、算数のふりかえりのフレームをすべて統一するところから。
幸い、2学期から体育の授業で似たようなことを言ってきたので、スムーズに行うことはできていたと思います。
では、次はそれをどう評価させるか。そのためには観点と基準が必要。
でも、それって自分が決めていいものなの。一般的なものはどうなってんのよ、と思いいろんな本を見ていて、
一番自分にぴったりくるこの本を購入。
まあ、今更こんなことを知って大丈夫なのか、と思うのと
あ、間に合ったな。と思うのと半々。
だって、「必要」と思わないとやろうと思わないもの。
ちょっと話は違うかもしれないけど、
国語、社会、算数、理科は教科書通りでいいや。
教科書の内容を理解するだけで、多くの子どもたちは精一杯だろう。
あえて教師の創意工夫はいらない気がする。テストによる評価もあるし。
なら、テストの評価もない、教師自身が評価するものは何か、と考えた時に
総合、道徳、学活がある。
なんてことを今年一年間ずっと考えていたら、まさにこの本って感じでした。
この3つは創意工夫のしがいがある、というかしなかったら無駄な時間になってしまう。
学校でしか学べないことって、このようなテストのない教科であって
国語、算数、社会、理科なんてのは塾でも学べないわけじゃない。
この4教科は、教科書の学習を通して、子どもたちに育ってもらえばいい。
そしたら、授業の準備もそんなに必要ない。
うーん。来年度の方向性が今になって見えてきたぞ。
ひとまずこの評価を今週中にしあげて、今度の日曜日に発表、が今のミッションだな。