【良書】ウクライナ戦争は世界をどう変えたのか
先日、アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪れたあと、台湾と中国の間で緊張状態になったという報道が行われていました。ちょうどYoutubeで分かりやすい解説番組が発信されていたので、聞き入ってしまいました。
空想ではない、現実に起こりうるシナリオは、素人の私でも理解でき、想像ができました。
この解説を行っていた方の書籍を買いました。
ウクライナ戦争の起源、プーチン大統領のこと、これから起こりうる台湾有事のことなど、Youtube以上に詳しく説明してありました。テレビやネットの断片的な情報で判断するよりは良さそうだと思いました。
興味のある方向けの本だとは思いますが、この本の「エピローグ」は多くの日本人が意識しておかなくべきことだろうと思うので、以下引用します。
現在のウクライナ戦争であれ、将来の台湾戦争であれ、戦争を道徳的に非難することは、誰にでもできる。しかし、それで終わるならば逆に非道徳的ですらあり、歴史への学びも足りないと言わざるをえない。少なくとも、平和の恩恵を受けておきながら、それを維持する方法の議論を避けるのは、健全な態度とは言えないだろう。アメリカに国土の防衛を依存しておきながら、自らの防衛について議論を避けるのもまた健全とはいえない。
学校のいわゆる「平和学習」も「戦争の悲惨さ」を知る学習に留まっているのもいかがなものかと思います。平和な社会を築くために、過去や現在、未来に目を向けて、情報を集め、自分なりに考え、自分にできることをしていくことが必要だと思います。