教室内で大声を出す
教室を飛び出す
周りの子とトラブルを起こす
学校ではいろんな子がいて、いろんなことが起こります。
その中には、上に挙げたような、いわゆる「問題行動」を起こすこともあります。
先生たちはそのような子たちへの「指導」に奔走するわけですが、毎日のように起こる
「問題行動」に対して疲労感を募らせていきます。
しかし、先生たちはその子の生育歴や、家庭環境、特性に原因を求めがちで、結局根本的な解決にならず、問題行動が繰り返されるということがあると思います。
私はこのような問題行動に対して、すべてではありませんが
言葉は悪いけど「授業がつまらない」に起因していると考えています。
何がつまらないのかと言うと、
先生の言っていることが分からない、授業の内容が分からない、座って話を聞いているのが
苦痛・・・などなど理由があると思います。そりゃそうでしょう。毎日5時間から6時間の間、つまらない時間を耐える方が苦しい。
確かに、学校の授業すべてが子どもにとって楽しいもの、やりがいのあるものばかりではないかと思います。「楽しい」も「わかりやすい」も「きめ細やか」も、いつもできるわけではないし、教師の力量や子ども一人一人によって違う。
だからといって、それを言い訳にして授業がつまらないことを正当化すべきではないと思います。日々の授業が「まあまあ楽しい」「まあまあわかる」くらいにでもなれば、子どもの行動は変わると思います。だから「まあまあ楽しい」を感じる子が限りなく「全員」になるように、教師は努力しないといけないと思います。
私が知る限り、それが可能なのは『学び合い』です。
「教師の指導はなくていいのか」
「子ども同士でわかるようになるのか」
「教科の本質を教えられるのは教師だけ」
いつまでもこだわっていたら
「授業がつまらない」は改善できず、子どもの問題行動が止まらないんだと思います。
教員不足解消も大事だけど、学校における教育観を変えないと、
子どもへの悪影響は止まりません。
『学び合い』の関連書はたくさんありますが、私はこの本がお気に入りです。
ぜひ一人で多くの方が『学び合い』に関心を持ち、チャレンジしてほしいなと思います。
そして、『学び合い』を続けようと思った方は、同じ『学び合い』を実践する方とつながって
ほしいなと思います。