あの時の
「あ、先生。覚えていますか?」
そう声をかけてくださったのは、7年前に担任をしていた子のお母さん。
まさか覚えてくださるなんて。
それは私が初めて小学校の教師になって担任をした子たちです。
もうその子たちも中学生。月日が経つのが早いです。
元気にしているかなあ。
その時のことを考えると、とても恥ずかしいというか、
子どもたちに申し訳ないというか…。そんな気持ちになります。
今はその頃より経験も積みましたから、あらゆる面でマシになったと思います。
でも何いうか、その頃の自分を「ダメだ」とかというようには言いたくありません。
その頃はその頃なりに全力投球してましたし、今とは違った良さがあったのではないかと思うからです。また、その頃の自分を子どもたちは見て、「先生」と呼んでくれていたわけですから、その頃の自分を否定することは、その子たちに失礼だと思うからです。
なんといいますか、今だからこそ「もっとできたのに」「なんであんなことを」と思ってしまうんですね。
でも今は、その時より「マシ」なだけで、完璧ではありません。
数年後今の自分を思い出して、「ダメだな」と思うのではなく
「その頃があったから今の自分がある。」と思いたいです。
そのためにも、日々成長しなければなりません。