おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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あの頃とはちがう

今週、久しぶりに数名の子どもたちと遊びました。

昼休みに少し余裕があったからです。

子どもたちはとても楽しそうでした。

 

いつもの私の昼休みは宿題の丸付けをした後、お便り作ったり、プリントを印刷したり、高学年の委員会の仕事をしたり…ということをしています。本当はその仕事を別の時間にして、子どもたちと遊んだりすることに使った方がいいでしょうけど、残念ながら、今の私にそんなに残業できる余裕はありません。

 

まだ独身で、若手の頃はよく子どもたちと外で遊んでいました。子どもたちを下校させた後、お便りを作ったり、教材を作ったり…今私が昼休みにやっているようなことをしていました。残業する時間は長くはなってしまっていたけど、家に帰ってからも余裕があるので、あまり気になりませんでした。

 

ふとその頃のことを思い出しました。

もちろん、ライフスタイルが変わってしまったから、同じようにはできないんでしょうけど、子どもたちはどう感じているのかなと思いました。子どもたちは勉強よりも、課題よりも先生や友達と一緒に遊ぶことの方が、楽しいだろうなあと思いました。

私は、子どもたちにとって何が大切か、ということを一生懸命時間内に実行しているわけですが、当の子どもたちは、もしかしたら満足していないのかもしれません。

私がやっていること、教えていること、させていることなんかより、一緒に遊んだほうが、ずっと子どもたちにとっては喜ばしいことかもしれません。

 

もし、来年彼らが私よりも若い先生が担任になって、たくさん遊んでもらって、

「先生大好き」となれば、私のことなんてすっかり忘れてしまうでしょう。

でもそれでもいいと思っています。

私は、私の立場で、子どもたちにできることをしたい。

遊んで子どもたちとの関係を作るのではなく、授業の中で行いたい。

 

まあそれでも、その授業の質をよくしようと思うばかりに、余裕がなくなってしまうのは、本末転倒なのかなとも思います。

 

ああでも、来週はもうちょっと遊ぼうかな。

ちょっと子どもたちと距離がありすぎていて、自分自身がさびしくなってきたのかもしれない。