圧力
過去の私は、子どもたちに高圧的に説教したり、強い言葉を浴びせたりしていました。
「こんだけ言ってやった」などとその権力を意識もせずに誇るようなことも周りに言ってたと思います。
見かけ上は学級が安定していたし、子どもたちも楽しそうにしていたと思います。見かけ上は。おそらく子どもたちは、私の圧力に従っていただけ、という面があったでしょう。
しかし、それを続けていてうまくいかないことがありました。数名の子どもたちの反発です。また、自分のクラスではありませんでしたが、大人に対して全く聞く耳を持たない反発の仕方をする子たちにも出会いました。
教師の権力に屈しない子どもたちです。そんな子たちの前に、教師は何もできません。何を言っても無駄です。この時に、教師は子どもたちを圧力で従わせていくのは無理だと思いました。
そんなことを考えている時に、たまたま低学年を担任することになりました。そして、低学年の子達は別の方法で教師や大人の圧力に対抗するのです。
それは
「学校行きたくない」
やっぱり圧力で子どもたちを従わせていくのは無理だと分かりました。ならどうするか。それは自分で見つけるしかありません。
今のところは、信頼と承認ではないかと思います。そしてそれを最も実現可能にするのは、『学び合い』だと思うのですが、そもそも信頼と承認を自分自身ができなければ、『学び合い』だろうか何だろうが、関係ありません。
また私が変わらなければなりませんでした。