『学び合い』ステップアップを読み直す
読み直しをしています。
この本に書かれていることを分類して、まとめ直してみようと思うからです。
読み直したのはもう何度目か分かりませんが、読み直していて
「読み落とし」がかなりあるな、と思います。
例えば社会科の課題の作り方
教科書○ページ〜○ページの3人の武将をノートにまとめる。それをクラスメートに説明する。また、その人の意見をもとに説明を改良する。
と紹介されています。
私は昨年度の社会科の実践で、このような「広い」課題ではなく、
もっと細かくすることを示した課題を出していました。
例えば、上の例を私が行っていた課題にしてみると
・教科書◯ページから○ページを読み、理解していたらサインをもらう
・3人の武将をノートにまとめる。その際、ノートの半分までとし、色は基本色のみを使用する
・できたノートを3人以上に見せて説明をする。
です。やっていることはほぼ同じなのですが、かなり細かく課題にしています。こうすることで、教科書を読む、ノートにまとめる、説明するというステップを踏むことができます。しかし、わざわざこんなことまでしなくても、本に紹介されているような課題でも十分できたのではないか、と思いました。このような課題にしてしまうあたりに自分の子どもたちへの
「期待」が薄く、「信じられていない」とも言えるのではないか、と思いました。そして、こんなに細かく課題を作ると、子どもたちはその通りに学ぶと思うのですが、結局出された課題をこなしていることは一斉授業と変わりないので、子どもたちが主体的に学ぶとは違うのではないか、と思いました。
一方で、知的な障がいがある子の対応法の部分については、
自分が至った考え方と一致していたので、「ああ、そうだよな」と思った反面、一貫してここに書かれているように、子どもたちに語ってきたかは疑問で、どちらかというと「できる」ということを強いていたのではないか、と思います。「算数ができなくても幸せになれる、でもやらないとできるようにはならないよ」と矛盾したことを個別に言っていたかもしれあせん。もっと「算数が苦手でも、きっと少しでもできるようになるよ。君たちならできる!」と前向きに声をかけていたら違ったんだろうな、と思います。
『学び合い』を実践して長くなりましたが、この本に書かれていることを完璧に実践できているとはいえず、反省です。「本の通りにする必要ない」と思う方もいるかもしれませんが、我流でスポーツが上達できるわけではないのと同じように、まずはセオリー通りに行う必要があると思います。
ふう、働いてもないし、実践しているわけでもないのに、
『学び合い』の本を読んでいる自分、いつまでたっても学校の先生気分が抜けません・・・ははは