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何を大事にしてきたか

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昨日は『学び合い』ゼミのゲストティーチャーとしてお声かけ頂き、話をしました。

話をしたことは、「何を大事にしきてたか」です。

 

おそらくこの時期の学校の先生はとても大変です。

新年度準備にはじまり、子どもたちとの出会い、学級びらき、授業スタート、多くの行事・・・思い出すだけで目が回りそうです。しかも今年はコロナの対応が続きますし、

いわゆる第4波が影響して制限のある教育活動しかできていない自治体もあるでしょう。

本当にもう、学校の先生方お疲れ様です。

 

さて、そんなに大変な時期であっても、子どもたちと過ごしていくのは変わりません。

「最初が肝心」といいますが、それは本当にそうだと思っていて、最初だからこそ子どもたちは教師の話が伝わると思いますし、「どんな先生なんだろう」と見ていると思います。

だからこそ、最初にすべきことは、よい第一印象を持ってもらえることだと思いますし、その印象が、その後の教育活動に大きな影響をもたらす、と考えています。子どもの印象は、大抵親にも伝わりますし、親の理解がなければ、『学び合い』は最悪止められることもあります。

 

『学び合い』は「特殊」なんです。

だから、やるからには「なぜそれをするのか」語れないといけないですし、そのためには、

「なるほど、先生はそういう理由でこれをしているのか」と2割に納得してもらえなければ、

それが反対のエネルギーになって、いつか爆発すると思います。子どもか親が猛烈な反発をすれば、きっと周りの同僚や管理職はブレーキをかけるでしょう。年齢や経験、職員室での立ち回りにもよりますが、管理職にストップかけられて、『学び合い』を続けていくのは難しいものです。

 

では、何を語るか。

それは、自分自身で考えるしかありません。

誰かの言葉を借りて話をしたとしても、それが腑に落ちていなければ、説得力がない。

ただ、最初からそんな完璧な語りをすることなんて難しいものです。

だから少しずつ、自分が考えていること、「やりたいこと」を言葉にしていく必要があると思います。手持ちの武器を磨いていく、ともいえるでしょうか。

 

昨日の会では、そういう「何を語るか」を参加者の方から引き出せたらよかったなあと思いましたが、あんまり時間を取ることができませんでした。まあ、「きっかけ」くらいにはなったかな。

 

それにしても『学び合い』を実践していない自分が『学び合い』を語るのはどうかと思ったけど、案外しゃべることができました。学校現場にいない私ですが、このような語る機会を得ることで、自分自身も「何がしたいのか」改めて考えるきっかけになったと思います。