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#52 『学び合い』の考え方

立場上、出張や年休の補充に入ります。1、2時間だったり、1日通しで入ったりすることが多いです。

その時は大抵、自習補助なので、余計なことはせずに自習の見守りだけをします。

 

しかし、感染症や入院等で2日以上補充に入る場合は、授業を進める必要があるので、担任モードに切り替わります。

 

授業予定を見ながら「どんな授業にしようかな」と考える際に真っ先に思いつくのが『学び合い』です。

「これを課題にして、全員達成を目指せばいいか」という感じで考えます。

 

教材研究する余裕はないし、一斉指導をするのもしんどい。

『学び合い』が一番楽です。

 

「『楽をしよう』なんて、教師としての責任を果たしていないのではないか」という声が聞こえてきそうですが

「楽」で「一番成果が上がる」ことを選択するのは悪いことではないと思います。

 

実際、『学び合い』なんて言葉は使わず

「みんながわかる(できる)ようにしましょう」

「かしこくなるためにできることをしよう」

この2つだけを伝えて、目標を説明し「はいどうぞ」

『学び合い』スタートです。

 

子どもたちは勝手に関わり合います。

 

あとは、子どもたちの学びの様子を見ながら「人に聞けるっていいねー」「自分で考えてかしこいね」と声をかける。

子どもたちを見守り、課題が終わったあと「何のために学校で学ぶんだろうね」という語りをする。

 

典型的な『学び合い』の実践です。

 

こう考えると、『学び合い』の実践ってすごくシンプル。課題なんて何でもいい。

ただ、継続していくのが難しい。

とはいえ、子どもたちが自ら学ぶようになり、子ども同士の人間関係が良好になればそれでいいのかなとも思います。