おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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いよいよ

いよいよ「通信表」について考え直す必要性が出てきたんじゃないでしょうか。

話し合う時間がないなら、確保しないといけないのではないでしょうか。

時間内に作り上げられないものは、少なくしていく必要があるのではないでしょうか。

そもそも通信表を出すことが目的になっちゃあいませんか。

 

何のために。

子どものために?

「よくできる」の数を数えることに何の「ため」があるの。

この評価は何の必要があるの?

ごまかしたらいけないんじゃないですか。

成績じゃないんですよね。

子どもの成長の様子を評価したものなんでしょう。

これを見て、何をかんばるか決めるのでしょう。

 

曖昧に書いているので分かりにくい文章になっていると思うのですが、

相対評価絶対評価のねじれだけは何とかしないといけないと思っている。

 

当たり前を問い直す

麹町中学校の工藤校長の改革のお話。

 

改革派の方がどんどん学校を変えていったのかと思っていたら、

地道にじっくり、周りとじっくり話し合って変えていったということがわかりました。

「そもそも」

忘れてはいけない。

 

「そもそも なんで『学び合い』をしているんですか」

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熱血オオニシ先生

【熱血オオニシ先生】

 


数日前に昔の教え子とそのお母さんに会いました。私が「非『学び合い』最後のクラス」と呼んでいるクラスだった子です。

 

私も忘れていたような「熱血オオニシ先生」エピソードを聞かせてもらいました。


授業のためにあれこれ取材したり、ビデオ作ったり、外で色んな遊びしたり、クラスマッチ、チャレンジ企画考えたり、思いつくままにしてました。「オオニシ先生が面白いです!」「オオニシ先生の授業楽しいです!」と言ってもらえるのが喜びでした(言わせてたんだろうなぁ…)

 

子どもたちとも親しくなり結婚式にきてくれたりしました。たまたま私の家が中学校の近くにあるということで、そのクラスの子達に会うと覚えてくれたりします。

 

私のリーダーシップと勢いが、ちょうどよくフィットした(ように見える)クラスでした。だからこそ、思い出に残っていると思います。

 

しかし今では私はこの当時の勢いはほとんどありません。それはその2年後に6年生を担任したときに、「熱血オオニシ先生」は受け入れられなかったからです。

 

 

二学期終了

今日で二学期が終わりです。

通知表を渡して、冬休みの話をして、少し遊んだらおわりです。

 

そんなことなら、昨日できそうなんですけどね。なんのために今日があるんだろうってふと思います。子どもたちはなんの得があって、今日くるのか。

 

そう考えると、ちゃんと今日学校に来る意味を伝えないとな、と思います。学校があるから来るじゃなくて、学ぶべきことがあるから来る、というように。

 

学校来るだけでしんどい子もいるでしょう。

子どもたちが来てあたり前ではなくて、

来るべき場所としての学校でありたいなと思います。

イベント

学期末は「お楽しみ会」なるものをするクラスが多いです。

学活の時間を使って行うイベントのことなんですが、みんなで遊んだり、出し物をしたり・・・

この時期はクリスマス会みたいにするところもあるそうです。

 

さて、私も以前からこのようなイベントを学期末に行っていたのですが、今考えればおかしいな、ということをしていました。(先に言います。すみませんでした)

 

その一つに「お楽しみ会に参加できるのは、勉強が終わった人だけ」という縛り。

例えば、計算ドリル2回目とか漢字ドリル書き込み終わりとか。

そういう課題を終わらせた子は、ご褒美という形でお楽しみ会に参加していいということです。

 

私もほかの先生がそのようなルールにしていたので、真似していました。

そして実際にドリルがおわらずに、お楽しみ会の前半をドリルに費やす子もいました。

結局その子は、後半参加させることにしたんですけど、当時はこういうことを普通にやってました。

 

今ではこんなことはしません。

まず、ドリル系はお楽しみ会までに終わらせます。

終わるように前もってコントロールします。後何個あるとか、どのように進めていいかとか言いながら。

それでも、終わらなかったら諦めます。いや、そもそも「終わらせる」必要なんてないですからね。

「終わらせる」ための学習なんてなんの意味もないでしょう。

 

職員室にいると、「勉強終わらなかったからお楽しみ会参加させなかった」ような声が聞こえてきます。

いやあ、自分も同じことをしていたので、何も偉そうに言えませんが、何のためのドリル、何のためのお楽しみ会か話をできたらなあ、と思ってしまいます。

 

かくいう私のクラスは「学活」の学習として行うので、ドリルが終わっていようがいまいが関係なく

参加です。もちろん、ドリルは終わっているんですけどね。

びっくり

詳しくはかけませんが、、びっくりすることがありました。

 

「え、なんでそんなことができるの??」と思わず言ってしまうほど。

 

職員室で話題にしたら、日々の学級経営のたまものだね、と言われましたが、全くそう思いません。子どもたちが、すごい。それとも、ものすごく鈍い??

 

子どもってわからないなぁ。。良い意味で。

 

攻略本

私が小学生の頃、父親がドラゴンクエストをプレイしているのを、横で見ていました。

記憶にあるのは、ドラゴンクエストⅤ です。

ストーリーとかはよく分からなかったので、レベル上げをしているのを見るのがとても楽しかった記憶があります。時々代わりにさせてもらえました。

 

同時に父親が買ってきた「攻略本」を読むのが好きでした。何度も何度も読み、武器とか戦い方とか、敵の種類とかを研究するのが楽しくて、紙にうつしてまとめていました。

 

小学校低学年の頃は、ゲームといっても「スーパーマリオ」みたいなアクションゲームを好んでしていましたが、やはり「ドラクエをしてみたい」という想いがあったのか、クリスマスに「ドラゴンクエスト1・2」を買ってもらい、はじめて自分で挑戦しました。結局クリアする前に飽きてしまい、父親がクリアするのを見ていましたが、その時も攻略本を読むのが好きでした。

 

それから、ドラクエのようなRPGロールプレイングゲーム)をするときは、「攻略本」が欠かせませんでした。大人になってRPGをした時は、ネットの攻略情報を印刷して、プレイすることもありました。

それくらい私は、「どうやって攻略するか」がある程度わかっていて、その通りにプレイしていくのが、好きで、攻略本に頼らずに進めていくとか、うまくいかずにゲームオーバーを繰り返しながら進めていくとかいった、遊び方を選びませんでした。とにかく、堅実に確実に進めていく。それが私のプレイスタイルだったように思います。

 

そして、現在。『学び合い』に出会って、同じようなことをしている自分に気づきました。

私が『学び合い』に出会った時は、「スタートブック」「ステップアップ」「ネットブック」が『学び合い』の

いわゆる攻略本でした。『学び合い』を始める前に、これらの本を読み込み、この本の通りに進めました。

 

授業に取り入れて見て、「あれ?こういう時どうするんだろう?」ということがあった時は、

「攻略本」をまた何度も読み返しました。たいていのことはのっていたので、「攻略本」通りに語り、課題をつくり、授業を進めていきました。

 

それでもこの本に書いていなかったことや、少ししか触れていなくて、実際にどうすればいいかわからないこともありました。しかし、周りにこの実践のことを話す相手もいないし、コソコソやっているので、おおっぴらにもできません。仕方なく、自分で考えるしかありませんでした。

こんなことを2年近く続けていました。

 

『学び合い』を実践して数年たって、『学び合い』の本が世にたくさん出回るようになりました。

私は「お、攻略本がまた出たぞ」という感覚で、買っていたと思います。

買って、読んでいて改めて自分の実践に足りないことや、よくわかっていないことを見つけることもできたのですが、一方で自分が考えてひねり出したことものっていたりしました。「ああ、こういうことでよかったのね」という感じです。

 

※後から感じるようになったのですが、『学び合い』を取り組んでいると同じようなことが起こるので、考えた方も似てきて、実践者の方と話すと「え、同じじゃん」と思うことがたくさんあるのが不思議でしたが、これこそが『学び合い』の再現性の高さではないかと私は思います。

 

 

それから数年、『学び合い』関連の書籍は書店にいけば、大量にあります。

種類も豊富です。私もだいたいの本は購入し、目を通しています。

以前に比べて本当に幅広く『学び合い』のことがわかるようになったので、実践するにあたって、困ることはないと思います。

 

しかし、「あ、このことどの本にのっていたたかな」と思うこともあります。

『学び合い』の「攻略本」は増えた分、攻略情報が色々な本に散らばっているので、見つけ出すの大変になりました。提唱者の西川先生は「本に書いてます」とよく言われますが、「どの本だ?」と思うことがあります。

※西川先生はどこにそれを書いているか把握しているので、「これ」と教えてくれそうですが、それくらいのことで質問をしたくもないので、自分で探すようにしています。

 

また、『学び合い』をはじめる時にどんな本を読めばいいかと質問されることも増えました。

私は「ステップアップ」をボロボロになるまで読んだので、それを勧めたいのですし、はじめのうちはそれで十分かと思いますが、ステップアップの薄い部分もわかるので、あと3冊足して、計4冊を進めるようにしています。そしてその4冊の中のどこの本にどんなことが書いているのか、「さくいん」らしいものも作りました。

 

最近では、「黄本」と呼ばれる、川西先生が書いた「まいにち『学び合い』」という本が出て、かなり売れているそうですが、この本は本当にすごいと思います。なぜなら、いちいちいろんな本を見なくてもこの一冊を読みながら、『学び合い』を進めていけば、困ることがほとんどないからです。

 

ドラクエをしている時にもありとあらゆることが書いてある「完全攻略本」というものがありましたが、それに近いと思います。

しかし、何だかんだいって、どんなに攻略本を読んだとしても、プレイするのは自分自身です。

時折出てくるボスに勝つためには、攻略情報を頼りにはできるけど、自分の頭で考えて倒さないといけません。

あたり前といえば、当たり前なのですが、『学び合い』も「攻略本」を読んで実践するときには、自分で考えないといけません。

 

ただ、ドラクエと大きく違うのが「失敗できないこと」ではないかと思います。

ドラクエでは、行き当たりばったりでボスに挑んで、負けてしまってもコンティニューが聞きますが、

『学び合い』ではそうもいきません。一度失敗して、子どもや保護者や周りの同僚から嫌われてしまったら

コンティニューなんてできません。

 

だからこそ、『学び合い』は攻略本を読み、書いている通りに進めて行く必要があると思います。

ドラクエの攻略本を読んで、その通りに進めて何が楽しいの?」

と言われたことがあります。たしかにその通りです。

でも『学び合い』ではそれでいいんです。確実に確実に、進めていく。

それが私が過去実践して大きな失敗をしなかった理由だと思います。

 

2学期の復習

あと少しで2学期も終わりですね。担任を持たれている先生方は、成績処理に追われているところでしょうか。私は低学年を持たせてもらっているので、比較的量が少なく、実践を行う余裕があります。

 


カリキュラムを色々と組み替えたりしていたため、国語の教科書の内容は先日終わり、残りの時間はなにをしようか考えていました。数年前までは「復習」を称して、漢字練習や語句のプリント学習をしたりしていましたが、今年度はコース別復習を行うことにしました。

 


2学期学習したことを簡単にまとめるとこんな感じです。

・「あったらいいな」と思うもの作文

・お話の感想文(自分と比較して)

・図工の作品を作り方説明文

・カタカナ・主語述語

・漢字1〜11番(漢字スキル)

 


あと少し付け加えられるのですが、こんなものです。

これらを子どもたちと確認して、自分で選んで取り組むようにしました。

 


あと、

授業の最初に音読と漢字テストは毎時間はじめに行うこと

間違いのある漢字があれば、復習をすること

音読、漢字が終わったら、隣の人に学習の予定を話すこと

授業の終わりに何をしたかわかるようにふりかえりを書くこと

だけは全員行うようにしました。それでも35分近くは自分で取り組めます。

 


2、3回続けていると慣れてきたのか、時間が欲しいのか、もっとしたいという要望があったので、今までなかなか勇気が出なかった、時間割を取っ払いました。1〜3時間目、国語、算数、生活になっているけど、その区切りなくして、自分ですること決めて、取り組もう。みたいな感じで。

1時間の中で、国語している子、算数している子、畑に行って観察している子、エアーなわとびしている子など色々いました。もしかしたらこれが、苫野先生が言っている「個別化、協同化」なのかなーと思いました。

小6担任の忙しさ

深夜の投稿

今年度は、早めに退勤することができています。
持ち上がりの学年ということもあるとは思いますが、そのほかにも要因は色々あると思います。とにかくありがたいです。

私が退勤するときに気がかりになってしまうのが、6年生担任の方々のこと。個人的に、6年生担任の12月は、とても忙しいと思っています。だから、早く退勤するのが申し訳なく思ってしまうのです。

学校や子どもたちによっても違うとは思いますが、
私が今まで6年生を担任した時は、12月に色々ありました。
まずは、卒業文集。文集の添削や写真の整理はものすごく時間がかかります。勤務時間に終わるレベルではないと思います。

他にも中学受験する子の調査書書きだったり、小6向けのキャリア教育の打ち合わせだったり、地域行事の準備だったり・・・。次から次にやってくる。ただでさえ成績処理もあるのに・・・という感じでした。

また、子どもたちの人間関係も12月って悪くなることが多いのではないかと思います。たまたま私のクラスだけかもしれませんでしたが、1今まで持ったクラスのどれもクラス内で色々あって、毎日毎日、子どもたちと話したり、保護者と電話相談したり、していました。ほかのクラスもまたぐこともあって、夜遅くまで話し合いをすることもありました。

その当時はそれで手一杯で、仕事量のことなど考えもしませんでしたが、今になって改めて思います。小6を経験しないと12月の忙しさはわからないし、小6担任してないと、忙しさを忘れてしまいます。

なんか、職員室みんなで「小6大変だから、仕事を分担しようや」とか「小6の先生、午後から文集の作業ね。授業は、ほかでなんとかするから」とかならないかな、と思います。こういうのって、小6担任からじゃ言いにくいから、外野が言ったほうがいいのかな・・・。

いや、余計なお世話かな。気にしているのは自分だけで、また温度差が生まれるだけか。でもなあ、6年担任にかかわらず、しんどい先生たちを気にかけて、必要があればサポートしていく職場環境であってほしいんだよな。じぶんのためにも。
ひとまず明日のワックスがけ、ほかの学年の代わりになるか、手伝いにいこうかと思います。

イベント

2月にセミナーを行うことになりました。

大きなイベントになりそうです。

 

が、しっかり宣伝しないと今回のイベントの凄さがあまり伝わらないと思います。せっかくきていただくスペシャルゲストの方の話をたくさんの方に聞いてもらいたい!

 

宣伝の仕方も学ばないとな。。

よし、やるぜー!