アクティブラーニングを考える【その2】
小一教育技術 8月号増刊 史上最強のアクティブ・ラーニング読本 2016年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: 雑誌
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アクティブラーニングに必要なことはディベートやグループワークなどの活動を成り立たせるための土台が必要なのではないか、ということを前回書きました。
その土台というのが学校でいえば、学級だと思います。
そして、はじめにすることは、「安心・安全な場として学級づくり」だと思います。
話はそれますが、異動したての職員室ではなかなか会議等で発言しにくいものです。
しかし、日ごろたくさん話をしたり、食事をしたり、一緒に仕事をする中で
「この集団の中で発言しても大丈夫」という感覚をもてるようになると思います。
子どもたちも同じで、まずは学級の中で、できるだけ多く話をしたり、関わる機会を持つことが必要だと思います。ペアトークとかグループトークとかグループエンカウンターとかなんでもいいので、とにかく量を関わる機会を提供することです。
何年も担任をしてきて感じますが、子どもたちの多くは、授業中にほぼ関わりを持つ経験をしておらず、休み時間は仲良しどおし、給食時間や掃除時間にちょっと普段関わらない人と関わる程度で、関わりが貧弱です。(かくいう自分も子どもの頃そうでしたが、放課後子ども同士で遊ぶ機会が多かったので、それで埋め合わせていたのではないかと思います)
だから、普段関わらない人がどういう人なのか、
どのようにかかわればいいのか、
関わることが自分にとってどのような意味があるのか、
あまり実感としてないんだと思います。
私は『学び合い』実践者なので、「できるだけ」というと、45分の授業の中で35分~40分、一日のほぼすべての教科でと考えます。とにかく関わる。多ければ多いほどいい。でも足りない。(もっと前の学年でやっておいてよ~、といつも愚痴がでる…)
このように、まずはじめは「たくさん関わる」ことが
「アクティブラーニング」を行う第一歩ではないかと思います。
つづく