GIGAスクール構想はうまくいくのか。
西川先生がおっしゃるように、「うまくいかない」と思います。
いや「広がらない」と言うべきか。
この文章は『学び合い』でも当てはまると思います。
だから「広がらない」の方がしっくりきます。
『学び合い』を周りにどのように理解してもらえるか、イノベーター理論に基づいて説明した本があります。
『学び合い』はいい。とてもいい。
本を読み、その通りに実践すれば、子どもも先生も保護者もみんな喜びます。もちろん難しさもありますが、従来型よりマシです。
しかし、こう思う人もいるでしょう。
「なんで『学び合い』はこんなにいいのに、みんなやらないんだろう」と。
そして、周りに広げようとして、失敗します。私もその一人です。
一方で、少数だとおもいますが、うまくいく人もいます。おそらく、「リーダー」「発言力のある人」「実践者」がいて、そのうちの誰か、または全員が、全体にジワジワ働きかけていくことで、広がることができたのではないか、と思います。
残念ながら『学び合い』にしてもGIGAスクール構想にしても、そうならないところがほとんどだと思います。
西川先生も何度も発信していますが「わからない人はわからない」
だからほとんどの現場で「広がらない」と考えます。
私に『学び合い』を広げようと試行錯誤を続けてきました。
興味は持ってもらえる機会はありましたが、昔の考え方が主流で、それをベースに何事も進んでいきます。
「ああ、無理なんだな」と期待するのをやめました。それくらい、何かを変えるというのは難しんだ、と思います。
だから、同じようなことがGIGAスクール構想でも起こるだろうというのはうなづけます.
でも、試行錯誤してきたことは、案外無駄ではなかったみたいです。
地道に行ってきたことが、「たまたま」だと思いますが、生かされようとしています。
対象が『学び合い』からGIGAスクールに変わってしまいましたが、目指すことは同じなので
構いません。私はしばらくこちらの路線で頑張ろうと思います。