#52 お暇・『学び合い』本への意気込み
家族からしばしのお暇を頂きました。
この時間を利用して、思いっきり『学び合い』の本、執筆の準備をしたいと思います。
私が考えている『学び合い』の本は、私が『学び合い』をはじめた頃に欲しかった本です。
私が『学び合い』を実践しはじめた頃は、『学び合い』関連本はほとんどなく、いくつかの本とネット上に公開されていた「手引き書」だけが頼りでした。現在は、何冊も本が出版されていますし、実践者もふえ、周りから理解してもらえる可能性も高まったと思います。
私は、『学び合い』ステップアップを読み、自分なりに試行錯誤しながら『学び合い』を実践してました。
おそらく、かなり危ない橋を渡っていたり、自分なりに乗り越えていたりしたことを、後から出版された本を読んで思いました。
もしかしたら、今でている本があれば、必要以上に迷うこともなかったかもしれません。
『学び合い』の授業は、「心で行う授業」と本で説明されているように、いくら本を何冊も読んでも、自分自身の「心」が成長していなければ、
頭でっかちの『学び合い』になっていたでしょう。多くの子どもたちに出会い、迷い、悩み、周りに相談をすることで、少しずつですが、私の「心」も成長したのではないか、と思います。しかし、まだまだです。振り返れば振り返るほど、自分自身の未熟さ、器の小ささを感じます。
私は、これから『学び合い』を実践する方には、まず、本をベースに実践してほしいと思っています。私が何倍も時間をかけたことが、本を読めば
すぐにヒントが書いているからです。しかし、本の数が多く、いったいどこに何が書いてあるのかわからない、というのが現状だと思います。
そこで、私がつくりたい本、『学び合い』本の攻略本です。西川先生の『学び合い』本の橋渡しになるような本です。
また、『学び合い』本には、「ヒント」や「正解」は書かれていても、「納得解」が書かれていないことが多いです。それは当たり前のことで、
実践者たちと対話することで、見つけていくものですが、その一つになればいいな、と思います。
この文章は、いつものファミレスで書いています。
私にとって大事な「学ぶ場所」です。
同じところにずっといても、息が詰まりますよね。
子どもたちも一緒でしょう。
自分なりの学び方、学ぶ場所を見つけてほしいな。