学校のICT活用が進んでも忘れないこと

2021年は学校のICT活用が進むでしょう。

私もICTを推進する立場で、仕事をしていくことになるでしょう。

推進と同時に忘れてはいけないことがあります。それはICTの活用に溺れない、ということです。

今まで私は学習や人間関係に困り感を持っている子をたくさん見てきました。私が知らないだけで困っていた子もいたと思います。そんな子達が「勉強が分かる」「友達ができた」というためには、共通の目標と、折り合いをつける意義と、膨大な対話が必要でした。数週間〜数ヶ月という時間を要して、運良く変われば御の字といったところです。

私はこのような経験を何度もしてきたわけですから、ICTをちょこちょこ使って「コミュニケーション」とか、ICTを活用した授業で「よりよい学びに〜」といった「上っ面」だけで、勉強が分かるようにも人間関係が良くなることにもならないと思います。

だから、「パソコン使えればOK」「みんな違ってどうでもいい」みたいなことにならないことを願いますし、推進役としてそこは大事にしたいです。

あ、でも学校の無駄な仕事はICTで効率化するか、なくしていきたいですね。

そのためにも、自分の言葉に重みを持たせる必要があるでしょう。２０２１年はそんな年になりそうです。