昨年度、育児休業をとって、仕事から離れ
復帰後に初めて学級担任を離れ、
ICTの仕事を多くするようになり、ずっと考えていました。
「自分はどんな教育をしたいのか」
「自分はどんな生き方をしたいのか」
と。仕事から離れてみて分かったことは、私にとっての仕事や生きるモチベーションは、子どもたちとの関わりが大きいということ。子どもと関わり、悩み、試行錯誤し、そして子どもたちが返してくれることに、生きがいを感じていました。また、学級担任だからこそ、より近い立場で子どもと関わることができていたことに気づきました。
授業だけで子どもたちに関わるようになったり、ICTを推進しながら考えてきたことは、僕の心の根底にあったのは「一人も見捨てたくない」ということです。だから、勉強が分からない子が分かるようになること、周りと関係が築けない子が少しずつ仲良くなること、パッと見では分からなかったけど多くの悩みを抱えていた子が、学校生活に充実感を覚えるようになること、そういうことを大事にしてきたんだと思います。
ICT活用推進を進める上で、子どもたちがすごいスライドを作った、こんな授業で活用してみた、という声がたくさんあがり、職員室が活気づきました。その一方で、PCの扱いについていけない子、そもそも勉強のやる気がない子の存在を忘れやしないか、という気持ちもありました。
ICT活用推進を進める上で、自分の気持ちがブレないように、時々、この本を読むようにしています。
ICT活用推進を進めるけれど、目的を見失わないように自分自身心がけておきたいです。