いつもそこにあって、いまはないもの
年度末が近づいてきました。
勤務校では、学級懇談会が行われました。
私は学級担任ではないので、懇談会はありません。
懇談会の準備の手伝いと、懇談会を終えた先生たちに慰労が仕事で、
あとは、雑用をひたすらやっていました。
いつもだったら、「1年間ありがとうございました」の語りとビデオを放映したりしていたのに、今年はない。端からみていると、やっぱり懇談会ってすごく大変だなあと思うけど、ないならないで、少し寂しい。
間も無く学級じまいの時期です。
最後に思い出を作ったり、学習のまとめをしたり、次年度の引継ぎをしたり・・・
気持ちもやることも慌ただしい時期ですが、なんだかんだ、最後は大事にしようとしていました。でも、今年はない。成績づけも目処がつき、最後の授業の日程もだいたい決まりました。
あとは、雑用をするだけ。やっぱり学級担任は大変だなあと思うけど、ないならないで、寂しい。
育休にはじまり、休校、夏休み短縮、行事カット、一人一台端末・・・
目まぐるしい一年だったし、それなりに役割を果たしてきたと思うけど、なんだか寂しい。
ずっと使っていた準備室を片付けはじめました。
水槽を掃除して、メダカを入れる準備ができました。
引継ぎの資料を作ることが今一番の仕事。
そこに子どもの姿はない。
いつもそこにあって、いまはないもの。
そんな一年が終ろうとしています。