「親になる」連休
私の妻は、毎年連休が仕事なので、私が一日中子どもと過ごす日が続きます。
普段から子育てに関わっていないわけではないのですが、
「一日中」というのは結構慣れないものです。
「どこにでかけよう」「何をしよう」とか色々考えてしまいます。
一昨年は、息子と一緒に電車に乗ってでかけました。
自分の地元に連れていきました。
自分が幼少期に育った場所に息子と一緒にいるなんて、不思議な気がしました。
以前住んでいた家から駅までは結構な距離がありますが、しっかり歩いてくれて驚きました。
平日の日中は保育園に預けているので、息子と顔を合わせるのも朝と夜だけ。
土日休日は妻がいるので、1日中ずっと過ごすこともない。
さらに日々仕事のことばかり考えている私は、
まともに息子と向かい合っていなかったんだろうな、と思いました。
だから、私にとって連休にずっと息子と過ごすことは、
改めて「親になる」時なのかもしれません。
この時からもう2年経ちました。
息子はだいぶ手がかからなくなりました。
自転車に乗るし、絵や文字を書けるようになりました。
息子の成長の過程にいなかったわけではないですが、1ヶ月前、半年前、一年前・・・
あの時の息子は、もういません。成長は嬉しいものですが、なんだか寂しい気がします。
今は、下の娘がいるので、2人がいる連休です。
目が離せないし、2人連れてどこかに行くといくと神経使います。
家にいるだけでは、時間が経つのがすごく遅くて、落ち着きつきません。
ただ、2年前の写真を見た時に、改めて思いました。
今目の前にいる子たちの「親になる」のは「今だけしかできない」と。
連休に感じたことをこれからも心に留めておきたいです。