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世界観 一人ブックカバーチャレンジ#5

北海道に初めて渡った4月。

4月といえば、「春」「桜」「暖かい」・・・

それが当たり前の私にとって

北海道の4月は「冬」「雪」「寒過ぎ」でした。

GWに雪が降るなんて、信じられませんでした。

そして、5月頃に桜が咲き、七夕は8月。

今まで過ごしてきた世界は当たり前ではなかったことを思い知りました。

 

そして、短い夏と秋を終え、北海道で迎えた初めての冬。

今でも忘れないのが、11月11日、ポッキープリッツの日に多くの雪が降り、積もりました。北海道や東北で育った方々にとっては、毎年恒例の出来事でしょうが、私にとっては

興奮する出来事。もちろんその後、「猛吹雪」「地吹雪」「雪かき」の現実が待っていて

最初の興奮も跡形もなくなってしまいます。

 

さて、様々な小説を読み勧めていくと、作者によって、物語によって全然違うことが分かってきます。それをまざまざと感じたのが、村上春樹の作品でした。

 

海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

  • 作者:村上春樹
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: Kindle版
 

 

全然意味がわからない!

 

おそらくそれまで私が読んできた小説は「エンタメ小説」と言われるもので、ストーリーのある読みやすいものだと思いますが、いわゆる「純文学」にたどり着いたのがこの時初めてでした。ページを読んで読んでも頭にストーリーが入ってこない。知らない単語が多過ぎて、想像がつかない。そんなことを感じました。

 

小説にもこんな世界があるんだ、と初めて知った時でした。

それ以来、「自分に合った小説」を読むことが増えていったと思います。