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ICT推進役がICT活用なんてどうでもいいと言ったワケ

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「ICT活用なんてどうでもいいんですよ」

 

数ヶ月前にこんな「暴言」を吐いた僕ですが、現在は仕事柄「ICT活用指導力向上」とか「ICT推進」とか「ICTを効果的に活用した」とか毎日毎日、見聞きしてICTだらけです。見飽きて来た時は、I(いつも)C(ちょー)T(たのしい)とか適当な語呂を考えています。アイデアあったらください。イチローさんは、CMで「いつも ちょっと違う Tomorrow」と言っていました。
 
そんな私ですが、なんであの時「ICT活用なんてどうでもいいですよ」と言ったかわかってきました。「どのようにICTを活用すればいいか」とか「ICTを活用した授業はどのようなもの」とかって、たいてい主語が教師。教師がどんだけ工夫して活用したからって、根本的には今までと何にも変わらない。だから、今現在言われている「ICT活用」は「どうでもいい」ってことなんだろうな、と。
最近、5歳の息子に、画用紙と鉛筆をわたしたら、大好きな海の生き物を自由に描きまくりました。それからというもの、本やYoutubeでインプットしたことを描きまくっています。勉強要素を含めて「1日にあったことを振り返って描いてみて」とか言っていますが、僕は何を描くかも、描き方も教えていません。
 

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「どのように画用紙を活用すればいいか」
「画用紙を活用した授業」
なんて大人が言い出したらバカバカしいですよね。
でも、おんなじことをICTという言葉使ってやっている。
だから「どうでもいい」と思ったのでしょう。
どのように活用するかは、子ども(学習者)で、何をするかも子ども。
じゃあ大人(教師)は何をするかっていうと、新しい目標伝えたり、価値づけをしたりすればいい。いや、そんなことすらも余計なお世話かもしれない。

僕の今のミッションは「ICT活用」の主語を子どもにすること。

子どもが主語だったら「ICTはどうでもよくない。むしろいい。」

 

幸いまだ未開な部分だから、

「ICT活用ってこうですよ」って言い切ってもいいかもしれない。簡単じゃないと思うけど、

作戦はある。一歩ずつやっていこう。