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学校をつくり直せるのは・・・

 

「学校」をつくり直す (河出新書)

「学校」をつくり直す (河出新書)

  • 作者:苫野一徳
  • 発売日: 2019/03/19
  • メディア: 単行本
 

 学校の先生は、大変だ。

授業だけでなく、行事や事務作業、学年の行事、一人一人の子どもの対応、保護者対応・・・

ありとあらゆる仕事に追われる。

 

Twitterを見ていると、おそらく若い先生の学校現場の大変さを表した発信を目にする。

#教師のバトン というタグにのってだ。

 

正直、僕はあまりこのような声に興味がない。

学校の先生が大変なのは、十分承知しているし、どう考えても制度上おかしなことが

いっぱいある。一歩間違えれば、精神的にも肉体的にもボロボロになるし、まともに休めない。病気になる先生がたくさんいるのも知っている。

 

でも、Twitterで発信される「学校の先生大変」のツイートには「こんなに大変なんだよ、誰かなんとかして」という意味合いが強いように感じる。はっきりと「文科省がー」「教育委員会がー」という書き込みもある。

 

残念ながら、どんだけその方々が「教育委員会がー」「文科省がー」と言っても、何も変わらない。「自分の声がなんらかの形で届けばいい」と思っているのかもしれないけど、はっきり言って届くわけない。匿名の本当かどうかも分からない発信に対して行動を起こすわけないし、そもそも組織はそんな簡単に動かない。

 

組織はいろんな人たちが集まって構成されている。でも、その一人一人がすべて自分の意志で行動しているわけではない。もし好き勝手にやってたら、組織なんて成り立つわけない。上からの命令だったり、上から降りてくる仕事だったりを、機械的にこなしていたり、もうすでに決まっている仕事をこなしている部分があるから、組織として成り立つ。

 

そんな組織の誰かに「学校大変なんですよ」なんて声を届けたところで、「大変ですね。でも、上が・・・」とか「他の部署が・・・」という話になる。組織なんてそんなもんだ。

ただ、何にも相手しないわけではなく、ちゃんと名前出して、団体になって交渉するのであれば組織も対応する。あとはマスコミ、政治家の声もだ。Twitterでどんだけつぶやいたところで、何にも変わらない。

 

だからといって、悲観する必要はない。

組織に学校を動かす力はほぼない(運動会を止めるとか、休校にするとかいう権限はあるけど)だから結局、子どもたちに対して、学校に対して何かを働きかけることができるのは、学校の先生しかいないということだ。労働環境が悪いのはわかっているし、膨大な仕事があるのも分かるけど、それを減らすも増やすもその先生次第だ。

 

「学校をつくり直す」を読んでほしい。学校をよくも悪くもするのも、先生次第で、

先生が変われば、明日にでも教育は変わる。「教育委員会がー」とかTwitterでつぶやいている暇があるなら、さっさと自分が変わって、教育を変えてほしい。一人でできないなら、仲間を見つければいい。繰り返し言うけど、学校の先生は大変だ。無理してまで続けたら、身が持たない。だからうまくバランスとらないといけないし、休んだり、仕事を辞める時もあるかもしれない。

 

でも、その大変さも変えようとしないと変わらない。僕はまだ学校を何とかする気でいる。もう何年も前からずっとそう思っている。

一人で声をあげ続け、もがいている。少しずつ仲間が増えてきている。