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信用の積算

夏休みに端末を持ち帰らせるか、各学校で検討しているようです。

 

トラブルが起こるから、持ち帰らせない

 

そう考えるのも、仕方ないなと思います。

後から面倒な問題になるくらいなら、わざわざそのリスクを取る必要はない。

 

一方で、普段から端末を使って、子どもたちがどのようなトラブルを起こすか、

トラブルを起こさないためには、どうすればいいかある程度想定がつけば、

「持ち帰りをしてもいいか」という気持ちになるでしょう。

 

ある『学び合い』を実践している方が以前言っていた

信用の積算

と同じだと思います。

ある程度、子どもたちのことを信用できないと、任せる時間と内容を増やすことはできない。

 

「規律がないのに任せられない」

「どうせ遊び出すからやっぱり座らせておいた方がいい」

 

という反応があるのと同じだと思います。

 

子どもたちがどのような行動を起こして、それを自分が責任を持てるかどうか分からないのに

ただただ「子どもを信じる」なんてできる人は、よっぽどチャレンジャーか、リスクを気にしない人だと思います。

 

少しずつ子どもに任せてみて、思った以上にトラブルが起きないこと、

思った以上に学習に向かうことを知っていくことで、子どもたちに任せる時間と内容が変わってくるのではないかと思います。

 

このように考えると、端末の持ち帰りを焦る必要はないだろうなと思います。

何も考えずに持ち帰りをさせて、子どもたちが大きなトラブルを起こしたら、

もう2度と使用させない、任せないようなルールづくりに舵を切るように思います。

 

少しずつ信用を積算していく。

そのためにも、少しずつでいいから、任せる時間を取る必要がありますね。

『学び合い』実践と一緒です。