小学校の算数の授業は「型にはめやすい」と私は考えています。
でも、その「型」では限界があります。
問題確認
既習事項をもとに、解決の見通しを持つ
学習で学ぶべきめあてを立てる
個々で問題の解決方法を考える
考えを交流し、よりよい解決方法を検討する
めあてに対するまとめとして一般化する
練習問題を解く
学習の振り返りをする
まあ、こんな感じでしょうか。
『学び合い』に出会い、実践をはじめてからは算数の「型」ありきの授業はしなくなりましたが、今すぐにやれと言われたらすぐにできるほど、自分の中で「型」は定着しています。
さて、この型ありきの授業では
「自分の意見をかける」「子どもの全員発表」「多様な意見が出る」
こういうことが望まれる傾向にあります。私もそうでした。
そして、それらを改善するために
「発問を工夫する」「教材を工夫する」「交流活動を工夫する」
などの手立ての検討がよく行われます。
・・・
まだ、そんなことやってんの?
もう何年も同じことやっているんですね。
何度も何度も・・・。
もういいかげん気づいたらどうなんでしょう。
教師主導の型ありきの授業では
「自分の意見をかける」「子どもの全員発表」「多様な意見が出る」のは無理で、
「発問を工夫する」「教材を工夫する」「交流活動を工夫する」ことをしたところで、たいして変わらないということを。
前提からもはや疑わないといけないんですよね。
でも、疑いようもない。これが「型」だから。「基本」だから。
でも、それは叶わない、と。
じゃあどうするか。根本的に考え方を変えないといけないですよね。