【連載】新しい時代②
「新しい時代」に向けて学校教育ができることは何か。
それを考える一歩として、「Society5.0」を取り上げたい
Society 5.0で実現する社会
これまでの情報社会(Society 4.0)では知識や情報が共有されず、分野横断的な連携が不十分であるという問題がありました。人が行う能力に限界があるため、あふれる情報から必要な情報を見つけて分析する作業が負担であったり、年齢や障害などによる労働や行動範囲に制約がありました。また、少子高齢化や地方の過疎化などの課題に対して様々な制約があり、十分に対応することが困難でした。
Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
(内閣府HPより引用)
様々な課題や制約ををテクノロジーを用いて解決し、よりよい社会を構築していく、ってことなんだろうな、と思う。
んーーー。
これじゃあ、今の学校教育現場で何をすればいいか、あまり見えてこないな。
イノベージョンを生み出す人材の育成?
テクノロジーを活用する人材の育成?
なんだか限定的だなあ。もっとピンポイントでほしい。
Society 5.0による人間中心の社会
これまでの社会では、経済や組織といったシステムが優先され、個々の能力などに応じて個人が受けるモノやサービスに格差が生じている面がありました。Society 5.0では、ビッグデータを踏まえたAIやロボットが今まで人間が行っていた作業や調整を代行・支援するため、日々の煩雑で不得手な作業などから解放され、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることができるようになります。
これは一人一人の人間が中心となる社会であり、決してAIやロボットに支配され、監視されるような未来ではありません。また、我が国のみならず世界の様々な課題の解決にも通じるもので、国連の「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成にも通じるものです。
我が国は、先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、イノベーションから新たな価値が創造されることにより、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる人間中心の社会「Society 5.0」を世界に先駆けて実現していきます。
うーんこれは、ちょっと理解できる部分があるかも。
今まで人が行なってきたことで、テクノロジーに置き換えていいものは全部置き換えてしまい、置き換えられないもの、すなわち人間的なものを大事にしていこう、と。
やる気になるのも
自分のことがわかるのもの
「つながり」を感じられるのも
人間だから。
温かさとか優しさみたいなものは、そばにいないと伝わらない。
『学び合い』じゃん。
今日の連載は終わり。