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大事にしている言葉 教育者編

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様々な教育書や、講演会で教育に関する話を見聞きすることがありますね。

でも、心打たれた言葉や話も、いつの間にか忘れてしまっている、なんてこともあります。

それではせっかく見聞きしたことが無駄です。

そこで私は大事な言葉をメモして、毎日見るようにしました。

すると・・

 

 

 

言葉通りに行動できない!

 

 

 

いつのまにか言葉を忘れしまっていたり、正反対のことをしてしまったり・・・

それに気づいた時に、「自分なんて・・・」と思ってしまいます。

まだまだ私は言葉どおりにできているわけではないですが、自分が教育実践を行う上で

いつも心掛けている言葉を7つ選びました。参考にした言葉をそのまま使ったり、自分なりにアレンジしているものもあります。参考にしてみてください。

 

①一人も見捨てたくない

 

西川純教授が提唱する『学び合い』の願い「一人も見捨てない」の

主語を教師と明確にし、語尾をマイルドにした言葉。

単なる言葉遊びかもしれないですが、「見捨てない」よりハードルが下がる気がします。

 

②笑顔は最大の支援

 

数多くの教育書を出版している堀裕嗣先生がいくつかの著書で語った教師の5つの資質を参考にして作った言葉。子どもたちからよく「先生顔こわい」と言われていたことから、子どもたちがどれだけ大人の顔色を伺っているかがわかります。それでも、いまだに克服できない課題です。

 

 

③植物が急に茎や葉を伸ばさないのと同じで、人間も急に成長しない。教師の仕事は、子どもが成長できる環境をつくることだ。

 

元世田谷区立桜丘中学校 西郷校長が NHKのドキュメンタリーで語った言葉。子育てをしていも感じることです。1時間の授業で子どもの力をつける、とか学力向上とか言っているけど、子どもの成長は一朝一夕で変わるわけないじゃない。毎日太陽のように明かるく接し、おいしい水になりえる気持ちのよい言葉やをやり続け、生きる知恵となる肥料を与え続け、最後は成長を信じ続けることが大事。

 

 

④自分で考えて、決めて、行動できる

元麹町中学校工藤校長がいくつかの著書で「自立」について説明した言葉。手前味噌だが、自分も工藤校長の本を読む前からこの言葉を子どもたちに話していました。工藤校長のまねごとと言われても仕方ないですが、自分の今までの経験を踏まえ、自分なりに腑に落ちている部分があるので、ずっと使っています。今の学校教育に根本的に足りないことではないか、と思っています。

 

⑤よかよか ようきたね

 

立花高校の齋藤校長が講演会で語っていた言葉。子どもを安心させ、自立させていく言葉だと思っています。子どもたちに対して、こんな言葉をすっとかけられたらいいな、と思います。

 

 

ここからは、本を出しているような有名な方ではなく、僕がお世話になった先輩先生の言葉

 

⑥教師の仕事を続けてこれて幸せでした

 

尊敬する大先輩、O先生が常に語っていた言葉。全国フォーラムでは語った後、マイクをおきました。退職する時、こんなことを語れる教師人生を送りたいと思う。

 

 

⑦僕らは自由なんだ

尊敬する大先輩 I先生が語った言葉。

 

教員を辞めた後も、自分の人生を謳歌しようとしている。

いくつになっても夢があるっていいな。

 

番外編「君のよさは、素直なところだ」

 

僕がはじめてお世話になった、教頭先生の言葉。

学校の教員になって出会った人の中で、一番というくらい面倒を見てくれた方。

よく思っていない人もいたみたいだけど、僕にはそう思いませんでした。

まっさらな僕に教師として大事なことを教えてくれて、正規採用まで導いてくれた方です。

交通事故にあったときも、真っ先に助けてくれました。

「恩師」と言っても過言ではないと思っています。

 

 

さて、いかがだったでしょうか。私の選んだ言葉を参考にするよりも、

ご自身が大事にしている言葉を見つけてもらえたらな、と思っています。