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物事を決めて行く難しさ

教室にいる30数人の子どもたちと一緒に、何かを決めることは簡単ではないでしょう。

例えば、学級目標。

「どんなクラスにしたい?」という問いを投げかけて、

返ってくる反応は様々だと思います。

 

「仲の良いクラスにしたい」と思う子は多いけど、「昼休みにみんなで遊びたい」と言う子と「昼休みくらい好きに過ごしたい」という子もいます。全員の意見を一致させるのは難しいし、かといって多数の意見を採用ばかりしていたら、少数の子たちはずっと我慢を強いられることになるでしょう。

 

最終的には「納得解」と言われる、全員が「それならいいや」という合意に至ることが理想だと思いますが、そうすると時間がかかります。以前、学級目標をつくるために授業の合間を使って考えていると、1ヶ月くらいの期間を要したことがありました。

 

本来、学級の目標なんだから、それくらいの時間をかけてもいいと私は思いますが、どうしても教師のトップダウンで決めてしまいがちだろうなと思います。私もよくそうします。簡単ですからね。

 

さて、教室の戸締まりをしていると、いくつかのクラスで学級目標すなわち「級訓」が出来上がっているクラスがありました。「どういう経緯で作ったんだろうな」「子どもたちはどれくらい自分の意見を出し、自分たちの納得した答えにつながっているのかな」と思いました。

 

もちろん、どのような決め方であってもそれぞれの先生たちの個性でいいとは思いますが、

ふと立ち止まってみるのもいいのかなと思います。