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人を育てるために心がけること

 

先日、千葉ロッテマリーンズと福岡ソフトバンクホークスの試合をテレビで観ていました。

その際、ロッテの吉井監督が映りました。

「あれ、この人、そういえば有名なピッチングコーチじゃなかったっけ?」と思い出し検索するとこの本をが出てきました。

最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

  • 作者:吉井理人
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
Amazon

やっぱりそうでした。

たまたま契約しているKindle Unlimitedの本だったので、すぐにダウンロードして読みました。

 

久々のアタリ!自分に合った本でした。「コーチング」に関する本なのですが、プロ野球の内部事情に触れてあり、興味深く読むことができました。

 

この本で紹介されている吉井監督が行っている「コーチング」

手前味噌ですが、私がここ数年、子どもや後輩を育てる際に大事にしていることと

重なる部分がありました。

 

子どもで言えば、昨年度担任をした際、宿題を撤廃し、家庭学習に切り替え、毎日朝と午後に「あなたは今日何の課題をするのか」「昨日決めた課題はどうだったのか」一人ひとりと話をしていました。

 

これは、子どもたち自身が自分で考え、自分で選び、自分で決めて、自分で行動できるようになってほしいという願いから生まれた関わりです。それ以外も、子どもたちと話をする場合は、押しつけにならないように「どうしたかったの?」「これからどうしようか?」と問うことを意識していました。

 

 

一方、後輩の先生たちにも、今年度から特に「話を聞く」「質問をする」「答えを言わない」ことを意識して関わっていました。それは、僕の大先輩が僕に対して、そのような関わり方をしてくれたからで、最初はそれを真似しているつもりでした。この本を読んでから「これはコーチングだったんだ」と気づくことができました。

 

 

「最高のコーチは教えない」で紹介されるプロ野球選手たちは、私が想像していたよりも、人間らしくて、完璧じゃないことを知りました。おこがましいかもしれませんが、教員にそっくりです。私が今、教務として、中堅として行っていることは「コーチング」そのもので、これから先、人を育てるために心がけていくことは「コーチング」なんだろうなと思いました。

 

カリスマ校長が学校改革をしていくようなことはできないと思いますが、地道な個別の関わりと成長が組織をよりよくしていく、ということなら今の僕にもできそうな気がします。これから学んでいくことは「コーチング」のようです。